エンターブレインマーケティング企画部製作の8月ゲームソフト販売ランキングが発表されました。
2008年8月期・月間ゲームソフト販売ランキング(集計期間:2008年7月28日~8月31日) [ファミ通.com]
そこで当ブログ恒例、月間ランキングと現在のAmazon売上ランキングとを比較してみたいと思います。
表中最初の数字が月間ランキング、括弧内の数字がAmazonランキングです。
なお、集計期間内に発売になったゲームソフトは表中赤色に変えてあります。
●08年8月 月間ゲームソフト販売ランキングとAmazonランキング比較
(9月6日 16:30現在)
1位(13位)◆DS:リズム天国ゴールド 月間:625,438 累計:625,438
2位(78位)◆PSP:ファンタシースターポータブル 月間:571,931 累計:571,931
3位(30位)◆DS:ドラゴンクエストV 天空の花嫁 月間:255,005 累計:1,119,508
4位(43位)◆DS:ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣 月間:203,625 累計:203,625
5位(31位)◆Wii:Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱) 月間:150,074 累計:2,515,378
6位(27位)◆Xbox360:テイルズ オブ ヴェスペリア 月間:133,212 累計:133,212
7位(85位)◆PS2:Jリーグ ウイニング イレブン2008 クラブチャンピオンシップ
月間:113,230 累計:113,230
8位(156位)◆PS3:ソウルキャリバーIV 月間:112,704 累計:112,704
(調査時上位だったPS3版を表記いたしました)
9位(156位)◆PS2:実況パワフルプロ野球15 月間:103,822 累計:190,772
10位(63位)◆Wii:マリオカートWii(「Wiiハンドル」×1同梱) 月間:92,281 累計:1,693,191
1~4位までを携帯機のゲームソフトが独占するなか、
1位となったのは集計期間に発売となった「リズム天国ゴールド」でした。
前作「リズム天国」の累計販売本数26,9万本を1か月で倍以上売り上げるという快挙を成し遂げ、
名実ともに今作で人気シリーズ入りを果たしました。
2位も同じく集計期間中の発売「ファンタシースターポータブル」。
「モンスターハンターポータブル」の後継ソフトとして注目を集めた今作でしたが、
発売前の体験版無料配布の効果もあってか見事50万本越えを達成。
しかし現時点のAmazonランキングで見ると、8月トップ10内では現在7位と若干息切れが見られます。
トップ10中6つが集計期間内の発売タイトルと比較的フレッシュなタイトルが揃いましたが
なかでも注目は6位「テイルズ オブ ヴェスペリア」。
Xbox360初のテイルズと話題を集め、同時発売のプレミアムボックスは瞬く間に完売。
現在のAmazonランキングでも27位、8月トップ10内では2位と好位置につけています。
ゲーム自体海外でも高評価を得ており、
タイトル乱発が不安視されていた「テイルズ」シリーズ健在をアピールするだけではなく
日本のXbox360戦略として欠かせない作品となったことは間違いありません。
9月以降「インフィニット アンディスカバリー」「ラスト レムナント」と大型RPGが続く360ですが、
一気に「RPGと言えばXbox360」というイメージを完全につくりだすことができるでしょうか。
9月11日発売◆Xbox360(60GB:HDMI端子搭載)(発売日以降入荷分)
9月11日発売◆Xbox360:インフィニット アンディスカバリー(特典なし)
11月20日発売◆Xbox360:ラスト レムナント
特典 SQUARE ENIX × Xbox360 Trailer Collection DVD付き
なお次回のテイルズシリーズはDSで発売されますが、
いのまたむつみ氏デザインに基づくプロダクションI,G制作のアニメーションムービーを収録した
「テイルズ オブ ハーツ アニメムービーエディション」と、
PS2「テイルズ オブ ディスティニー」で3DCGムービーパートを担当した「白組」制作のCGムービー収録
「テイルズ オブ ハーツ CGムービーエディション」の二種類が別々に発売となります。
12月11日発売◆DS:テイルズ オブ ハーツ アニメムービーエディション 特典 ドラマチックDVD付き
12月11日発売◆DS:テイルズ オブ ハーツ CGムービーエディション
特典 ビジュアル&オリジナルサウンドトラックDVD付き
ゲーム内容は全く同じなのにムービータイプの違いだけで別々に発売され
さらに特典が種類ごとに違うことによりゲームファンの間でかなり物議を醸している今作ですが
小生的には挑戦的な試みで面白いのではないかと思っています。
確かに「それなら次世代機で一作として出しどちらか選べるようにしてほしかった」とは思いますが、
どうしてもテイルズシリーズは「ドラクエ」や「FF」などと比べて
「ゲームファン向けのシリーズ」というイメージが出来上がっているように感じます。
テイルズシリーズが成長していくためにはライトユーザーに受け入れられることが必須条件ですし、
現時点「DS」でCGムービーをアピールするゲーム自体かなり珍しいです。
アニメムービーとCGムービー双方を入れると価格がさらに高騰してしまうことも想像に難しくなく
「ムービーが選択できる」ことと「CGムービーのテイルズを制作する」ことを念頭においた
ライトユーザー向けプロジェクトとして考えるとかなり意欲的な戦略だと思います。
ただ、テイルズシリーズがここまで成長したのは「今までのテイルズ」を愛してきたファンのおかげです。
ファンのイメージを無視したり、戦略自体がファンに不利益を与えるようなものでは逆効果となるでしょうし
CGムービーを入れたこと「だけ」でライトユーザーが注目するとは考えにくいので、
今後の課題はバンダイナムコがどこまで「CGムービーエディション」の必要性・存在感を
アピールできるかではないでしょうか。
ちなみにAmazonでの16:30現在のランキングでは
「アニメムービーエディション」が16位、「CGムービーエディション」が60位。
「やっぱりテイルズといえばアニメ」と考えている方の多いことがうかがえます。
「CGムービーエディション」の存在について疑問視する風向きが強いなか
どこまで順位を伸ばしていけるか、注目していきたいと思います。