出会いは、ラジオだった。

 

去年の夏前から聴き始めたbayfm「9の音粋(通称:キュウオン)」という番組。

【真剣邦楽選曲プログラム】を自称するだけあって、

基本的に2時間全編邦楽を流すある意味『FMらしくない番組』

 

私はこの番組の虜になりました。

 

知らない曲がたくさん流れてきたその番組。

でも、もっと知りたい曲がたくさん見つかって

気付けば毎週聴くようになっていました。

 

そしてこのキュウオンの月曜日を担当するパーソナリティである

放送作家のミラッキ大村さんが、2022年7月4日「ユニゾン特集」で

選曲したある曲が私の人生を密かに動かしていましたた。

 

「セブンスターズ」

 

「まちだガールズ・クワイア」という聞いたこともないガールズグループが

歌っていたその曲に私は強く惹かれていました。

 

その後の記憶は記録がないのではっきりしないのですが、

秋にはこんなツイートをしていたのです。

 

 

 

この実際にライブに行く、を体現したのがこの年の12月24日。

 

この日は彼女たちのプロデューサーである石田ショーキチさんが

サポートに入るアコースティックスタイルのライブ。

 

しかも宇佐蔵べにさんとのツーマンで持ち時間45分。

彼女たちのポテンシャルがどんなものか確かめるには最高の舞台。

予約を入れていざ渋谷7thfloorへ出陣。

 

「見せてもらおうか。まちだガールズ・クワイアの実力とやらを」

シャア・アズナブルみたいなこと思ってから45分後……

 

 

はい、完璧にやられました!www

 

 

 

ショーキチさんのサポートによる楽器一本の演奏に乗った彼女たちの歌声は

想像以上に素晴らしく、美しいものでありました。

 

 

 

 

これ、ライブのあとメンバーのえりかさんともえかさんからきたリプライに対する

返答なのですが、完璧に心を掴まれたのがよくわかるでしょw

 

この後、しばらくライブには行けなかったのですが4月には念願の

まほろ座MACHIDAでの定期公演にも参戦し、今度は振り付けの

フォーメーションの素晴らしさに感動。

 

さらに5月にはアイドリング!!!解散時以来自分の中で基本的に禁忌としていた

ライブハウスでのオルスタの対バンアイドルライブに行けば、

振りコピしやすくさらに彼女たちのライブが楽しいことを発見。

 

結果……

 

 

 

はい、そうです。

 

完全に町ガ沼にハマりました。

しかも、とっても深~くw

 

そして、そんな彼女たちのもう一つの側面。

 

「町田のご当地アイドル」

 

という側面を知ることのできる機会がやってきました。

 

 

 

昔の話ですが、私は大学院で「地域社会マネジメント専攻」でした。

 

「地域再生」とか「まちづくり」とかそういうテーマを扱う研究科で、

私もその手の話をたくさん聞いて【社会人大学院の学卒組】として

自分なりに多くのことを学びました。

 

 

 

そして、今年2023年は大学院に入学してからちょうど20年目。

この年にこういったものに参加することに機会を得たのは

「偶然かつ必然」と思い、いうなれば「初めてのフィールドワーク」として

申し込んで境川へと出かけていきました。

 

 

会場についてびっくり。想像以上に人が多い!

 

20年近くやっているイベントとのことで市民への浸透度も高く、

しかも私が行ったメイン会場には町田・相模原両市の市長さんまでおられて、

すごいとこ来ちゃったなぁ、というのが最初の感想でした。

 

そして開会式がスタート。

 

町ガメンバー最初のお仕事はショーキチさんが作った

「境川クリーンアップ作戦のうた」を歌うこと。

 

その時にショーキチさんから「弊社まちだガールズ・クワイア」

と呼びこまれたのです。

「弊社」という表現に多少違和感を感じたのですが、よく考えたらこれ普通でした。

 

まちだガールズ・クワイアは「合同会社 MACHDA SONIC」所属ですが、

MACHIDA SONIC自体は町田市に籍を置くいち中小企業。

代表のショーキチさんはこの境川クリーンアップ作戦のスタッフとしても

参加する立場の方。

 

自社所属の人間を代表取締役が紹介するならそりゃあ「弊社」だわな、

と納得したわけであります。

 

そんなこんながありながらいざゴミ拾いスタート!

 

私は「師匠」と呼んでいる、とあるオープンマイク現場で知り合った方と

二人でゴミ拾い。タバコの吸い殻に空き缶が多い。

捨てられているゴミは我が職場の周りと大して違わんなぁ、

と思いながら拾っていたら……

 

向こうから見たことのあるTシャツが。

 

えっ?

メンバーもゴミ拾い参加してるの?!

 

私は最初と最後だけいるものだと思っていたから、

一般の参加者に交じって参加しててびっくり。

 

言葉を少し交わしつつ、残りのごみ拾いをこなしました。

最後は剪定されて回収されていない枝を拾いまくり終了。

 

閉会式は最後まで残られていた町田市長のご挨拶や

各参加団体の活動紹介。

町ガはもえかさんが代表でまほろ座の定期公演の話と、

各団地のお祭りに歌いに行く話をされていました。

 

そして閉会式も終了。お疲れさまでした~ではないんです。

 

 

 

まずメンバーと参加したヲタク連中での記念写真からの~

 

チェキ会!

 

どうやらこのTシャツ姿でのチェキ会はとてもレアらしく、

みんな撮る撮るw

 

 

 

もちろん私も一枚。

 

 



 

確かに、この普段とは違う空間で普段とは違う格好のチェキ。

 

チェキ厨もニンマリですわww

ま、わたしのことなのですがねw

 

 

後ろの予定があったのでお先に失礼して、

私の境川クリーンアップ作戦は終了したのです。

 

 

町田駅まで戻り、小田急で新宿へ。

 

その車中でとある人のことを思い出しました。

 

吉岡宏高さん。

 

北海道でまちづくりコーディネーターとして活躍し、

政策提言集団「LRTさっぽろ」やNPO法人「炭鉱の記憶推進事業団」

などの団体で代表を務め、札幌国際大学で長きにわたり教鞭をとられた方。

 

wikipediaにページがあるぐらいの方です。

 

 

こちらをどうぞ。

 

 

実は私と吉岡さんは「札幌学院大学大学院地域社会マネジメント研究科」

において2003年入学組の第一期生の同級生でありまして、

当時はいろいろな話を聞かせてもらったり、また研究科メンバーとして

一緒に飲みに行ったりした、そんな関係なのです。

 

私が修士課程修了段階で社会に出ることを決めたのも

吉岡さんの言葉が大きかったと記憶しております。

 

今まで話してきた流れから、学生時代の自分にある意味「戻る」

ということになったとき、吉岡さん元気かなぁと思ってGoogle先生に聞いたら

去年の11月26日に59歳で急死されていたことを知りました。

 

「マジかぁ……」と愕然としたと同時に

「やっぱり神様は人を殺す順番を知らねぇな」と怒りを覚えました。

 

よく人は「生きているのは何かしらの理由があるから」

などと言いますが、年中人生迷子の当方からしてみれば

「そんなこと言うならその答えも教えろ!」

と言いたくなるのです。

 

脱線しました。元に戻します。

 

そんな吉岡さんが今の私を見ていたらどんな言葉をかけてくれるのか。

それを考えたとき、無意識のうちに小田急の車内で泣いていました。

 

 

きっと優しかった吉岡さんのことです。

 

学生時代とは全然変わってしまった私を見て苦笑いしながらも、

「みゆきくん、熱中できるものがあるのはいいことだ。頑張れよ」

と背中を押してくれるんじゃないかと思っています。

(そう思いたいだけ、なのですが)

 

いよいよ来週6月4日は彼女たちのある意味【本領発揮】の場である

地域のお祭り「なかまちチャレンジフェスタ」があります。

 

 

 

 

天気が心配なのですが、司会は彼女たちとコントをやったこともある

「横浜ヨコハマ」のご両人でもあるし、私はこの手の現場は初めてなので

いろいろと楽しみなのです。

 

 

 

吉岡さん、見ててくださいな。

 

私が歩いてきた20年なりの知識と思いをもって、

この物語の答えを書いてみせますから。