一発で分かるジンバブエ崩壊の経緯 | バズブロ

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ハイパーインフレに陥った原因と歴史

まず、ジンバブエという国はインフレが起こるまでの歴史では、少数派の白人が政治の実験を握っていて、経済もそれによって動かされていました。



しかし、ローデシア紛争が起こり、
政治を統括するのは黒人政治家が80%を占めるようになります。
そして、黒人の大統領に頭首が入れ替わります。
1980年にジンバブエ共和国が成立。



建国当時は首相だったムガベ氏が大統領に就任。
しかし、ここからの政権は独裁ともいえる状態で、何でもあり。
反論する人や勢力があれば、暴行、殺害など普通にあったと言います。
もはや、力によって抑えつけている感じ。
まさに独裁状態になってしまいます。



そして、完全に頭がイカれてるとしか思えませんが
「植民地時代に強奪された白人の土地資産を黒人へと無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案という無茶苦茶な法案を堂々と提出します。



大半の白人はこの時に土地を安値で売り払い、外国へ出て行ってしまいます。
ま、当たり前といえば当たり前ですよね(;´Д`)



ジンバブエは追い打ちをかけられるように、
農業技術の低下と干ばつにより食料危機に陥ります。



そして、2007年更にイカれた法案が提出されます。
外資系企業に対して、
「保有株式の過半数を譲渡するように、逆らったら逮捕」法案を提出します。



もちろん外資系企業は国外へ逃亡します。
無条件で保有株の過半数を譲渡とか意味不明過ぎますからね(;´Д`)



この時、ジンバブエは経済制裁無しにそれと同じ状態に陥ります。
つまりは、流通経路が自然に消滅した状態になり物資が不足します。
その結果困るのは当然国と国民です。



物資が不足している。
この状況を見かねた政府は更に頭の悪い法案を提出してきます。

「市場に出回っている物資が不足するなら、
 物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」法案を提出

もはやネタなのかと目を疑いたくなる。
もう子供に遊びで法案を考えさせているのではないかというくらいのものだ(;´Д`)



当然、物資の強制売却は更なる物資不足を深刻化させました。
その結果待っているのは、需要と供給バランスの崩壊です。

りんごを買いたい人が10万人いるのに、りんごは10個しかない。
こんな状態をイメージしてもらえればわかり易いかと思います。

日本でも野菜の収穫が悪い年は、キャベツやトマトが数十円高くなったりしますよね。
それより圧倒的に酷い状態がジンバブエと思っていただければいいかと。



もちろん、このような物資の不足は物資の値上がりに直結します。
買い手が多いのに、物資は少ない。
日本でいう野菜の収穫が少ない、キャベツの値上がり。

つまり、ジンバブエは物資の異常な不足で、異常な物価の高騰を引き起こしてしまったわけです。



次にまぁた馬鹿な法案を国が提出してきます。
「物資を絶対に安値で売らないといけない」法案を提出

この国は本当に大人が政治やってるのかと思いたくなりますね(;´Д`)



その結果もたらすのは、利益が出せなくなった国内の企業が次々と倒産。

元から、様々な企業の流通は利益を目的として行われるものなので。
例えば、スーパーやコンビニは利益を出すために、
原価で仕入れたものを、原価より高い値段で売って利益を出しています。
それを国が「物資を安く売れ!!!」と言ってきたわけです。
調達コストよりも安い値段で売れば、もちろん利益にはなりません。

その結果、みんな倒産しちゃったんですね。



そして、もちろんその先に待ち受けているのは、
失業者の大量排出。
失業者まみれになったジンバブエでは、職の無い人間があらゆる物資を強奪。
治安は最悪となっていきます。

強奪などそういった事件が日常化し、警察など、国の機関ももちろんお手上げ状態になり無法地帯と化します。



これが、経済をないがしろにした国の末路です。

経済が傾いた国は、その結果として職を失う人間が大量排出され、次に待っているのは国民の暴挙。
あらゆる機能が停止した国は無法地帯と化す。

実に恐ろしいですね。
バブル崩壊後、このような日本になっていなくて良かったですね。
日本は少なくてもここまで馬鹿ではないということですね。

流石に、ジンバブエの政治がいかに酷いものかは分かって頂けたと思います。
しかし、国のトップが入れ替わるだけで、国は数年、数十年で崩壊する。
これは、崩壊した国の良い例としても今後語り継がれることでしょう。