今はほぼ絶滅したと聞いていますが、かつて首都圏近郊には一世を風靡(?)した裏風俗がありました。

その名は「ビデオ鑑賞会」、別名「大人のパーティ」。

東京から関西に引っ越してきて、あまり不便とか都落ち感はなかったのですが、大人のパーティに行けないことだけは、許容しがたい不便でしたね~

その最大の魅力は、男性の性欲を満たすためのみに進化発展した合理的システムにあります。

大人のパーティは、マンションの一室で開催されます。

裏風俗ですから、看板とか大手を振った宣伝は一切ありません。

夕刊フジとか日刊ゲンダイのエロ系三行広告にそれらしい文字と番号が載っていますから、電話をかけて場所や内容を確認する作業が必要となります。

電話の指示に従って場所を見つけ出す、ということが、まず第一の関門になります。

秘密のパーティという響きが下半身と脳のエロ中枢を快く刺激します。

まさにロールプレイングゲームをプレイしているみたいな感覚で、マンションを探し出すわけです。

開催場所を見つけ出すと、いよいよ潜入です。

呼び鈴を押してドアが開くのを待ちます。

案内してくれる人(多くは男性だが女性もいる)に参加費用という名目でお金を支払います。

今から十年前くらいの話ですが、2時間で2万5千円くらいが相場でした。中にはもう少し安いところも、高いところもあります。

この値段でだいたい女の子2人とプレイすることができます。中には制限なしとか3人とかのところもあったようですが、体力的にも時間的にも、またコストパフォーマンス的にも2人がベストだと思います。

人数制限がない店の場合には、その分、女の子の質が低くなるということは言うまでもありません。

2時間という時間制限は一応の目安ですね。

中に入るとまずシャワーを浴びてバスローブとかバスタオル腰巻姿に着替えさせられます。

シャワーから出ると、居間に進みます。そこでは複数の男女が缶ビールやおつまみ、簡単な料理を前に歓談したり、エロビデオを鑑賞しています。

男性はお客さん、女性はコンパニオンです。

お客は気に入った女の子をそこでみつけて指名して、別室のプレイルームに移ってプレイ、という仕組みです。

終わったらシャワーを浴びて居間に戻ります。

もう一回同じターンを消化して、ゲームセット。

ターンを消化してしまっても、残り時間終了まで談笑したり飲んだくれていても構いません。

合理的でありながら、このアバウトさ、まったり感が他の風俗にはない魅力です。

発射して終了というのが性風俗の常ですから。

終わった後もすぐに追い出されないというのは、男性にとって、心が和むというか、得がたい空間だと思ったわけです。

女の子のレベルは、開催者によるのですが、高いレベルの子が多いパーティも中にはありました。

というか、結構多かったです。

特に渋谷のクリスタル系とか・・・

コストパフォーマンスとすれば2万5000円を2で割ると、1万2500円。

ソープでこの値段といえば、間違いなく40以上のおばちゃんがつけられるでしょうから、そのコストパフォーマンスの高さは際立っていました。

警察のガサ入れが相次いで、いまや首都圏でも絶滅危惧状態といいますが、復活して欲しいものです。