先日とあるテレビ番組で、プロジェリア(早老症) という病にかかったカナダの少女アシュリーさんが17歳という若さで亡くなられたということを知りました。
プロジェリアという病気は、遺伝子の異常により通常の10倍近いスピードで年老いていくとされ、患者数は世界で30人程度、平均寿命は13歳といわれているそうです。
数年前、何かの番組を通して、アシュリーさんのことと、プロジェリアという病があるということについては知っていたのですが、なによりも17歳という若い年で人生の幕を閉じてしまったことが非常にショックでした(それでもアシュリーさんがプロジェリアの患者の中では最高寿命なのだそうです)。
生前のアシュリーさんに対するインタビューで、「もし自分が生まれ変われるとすれば、何に生まれ変わりたいですか?」という問いに対して、「また今の自分となって生まれ変わりたい」とインタビュアーに対して毅然と答えていたのが非常に印象に残っています。それだけ、自分の人生を健常者の10倍以上の濃度で、一生懸命に生きてきた証でしょう。
日本の男性の平均寿命は79歳(ちなみに女性は86歳です)とのことなので、単純にあと約5年で時間軸でいうところの折り返し地点。
人生の濃度は人によってさまざまだし、また濃度の定義も人それぞれだと思います。また、なかなか自分の考える成長スピードで人生の駒を進めていくのは困難だし、また時には弱い自分に負けて大きく時間をロスしてしまうこともあります。
無駄にあせる必要はないですが、自分の人生に後悔することのないよう、しっかり毎日を楽しみ、また自己実現に向けて1歩1歩着実に頑張っていきたいと思います。