天上天下唯我独尊 | 法源のブログ

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釈迦は摩耶夫人の右脇から生まれたとされるが、その直後に七歩歩いて右手で天を指し、左手で地をさして「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)もしくは、(てんじょうてんがゆいがどくそん)と言った、という伝説から出てきたものである。
しばしば釈迦を、崇める言葉として使われる。

天上天下唯我独尊とは、この世に個として存在する「我」より尊い存在はないということ。
人間の尊厳をあらわしている言葉だが、「唯我独尊」はこの世に自分より優れたものなどないという思い上がりの意味でも使う。
「自分が一番えらい」というような、うぬぼれの意味では使わない。

意義[Wikipedia]
元来、「天上天下唯我独尊」は、釈迦が言ったのではないともされる。
釈迦以前に出世したといわれる過去七仏の第1仏である毘婆尸仏(びばし)が誕生した際に言ったとされる。

しかしそれが、釈迦が生まれた際に、他の人々がそのように讃嘆したという説が生じて、のちに釈迦自身が誕生直後に自ら言ったと信じられるようになったものである。