高野三方(こうやさんかた) | 法源のブログ

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平安時代以来、分かれたた高野山の僧徒の三派の称。

◆学侶方(がくりょかた)

密教に関する学問の研究・祈祷を行った集団。

[ 代表寺院は、青巌寺であった ]

◆行人方(ぎょうにんかた)

寺院の管理・法会といった実務を行った集団。また、僧兵としての役割も担った。

[ 代表寺院は、興山寺であった ]

◆聖方(ひじりかた)

全国を行脚して高野山に対する信仰・勧進を行った集団。また、高野山への納骨・納髪を勧めた。全国各地に伝わる空海による開湯・開山の伝説を生む要因となった。

[ 代表寺院は、大徳院であった ]

この高野三方は、明治以降は廃止、統合された。


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