四門出遊(しもんしゅつゆう)お釈迦様はある時、「東の城門」を出ると年老いて人の助け無しには身動きもままならない老人を見られました。 そして次の日に、「南の城門」を出たお釈迦様は、今にも行きを引き取りそうな病人が苦しみ、死を怖れる姿を見たのです。 暫くして、「西の城門」を出たお釈迦様は火葬場に向かう死人の葬列に出会いました。 そして、「北の城門」を出た日のお釈迦様は、修行者に出会います。それを見たお釈迦様は全てを放棄し、この世の煩いを離れるため29才のときに出家しました。