寺院(じいん) | 法源のブログ

法源のブログ

末法の世の常、皆様で仏教の良さを広め、共に学んでいきましょう。

人生相談、お気軽にしてくださいませ。

昔、中国に迦葉摩騰と竺法蘭というインドの僧が、はじめて中国に仏教を伝えたとき(異説アリ 仏像と経典をもたらしたとき)、二人は鴻臚寺(こうろじ)といういわば“迎賓館”に滞在しました。
いつまでも役所に泊まっているわけにはいきませんから、二人の住む場所を建て、白い馬に乗ってやってきたことから、白馬寺と名づけられました。
これ以後,お坊さん(僧侶)の住む場所を「~寺」というようになったのです。

日本語で「寺」をてらと発音するのは、朝鮮語に由来するという説やパーリ語のテーラ(長老)の音訳語とする説などがありますが、はっきりしたことはわかっていません。

」は、元は周囲の土塀(垣)のことでしたが、囲いのある建物などを意味するようになり、役所などにも使われました。
現在では、寺のなかの別棟(別舎)のことで、寺と合わせて寺院というようになったのです。

画像は日本地図などで寺院を表す記号。このマンジマークは、世界最初の文字ともされている。