国により宗派により多種多様であるが、基本的には「経・律・論」の〈三蔵〉にまとめられる。
[経蔵]
は、釈迦の教説の集成で、〈法〉とも〈阿含(あごん)〉(聖なる伝承)ともいわれる。
[律蔵]
は、釈迦によって制定された教団の規則類の集成である。
伝承によれば、釈迦入滅の後、仏弟子たちが集まって、生前聴聞した〈法〉と〈律〉を誦出し、確定した(これを結集(けつじゆう)という)。
[論蔵]
は、アビダルマと呼ばれ対法と訳されるが、法(教説)の研究で、対機説法(相手の素質に適した教えを説くこと)を旨とした仏説を解釈し、統一見解を示すのが目的とされる。
俗に仏典(聖典)の数は八万四千の法門とも言われ、1000~3000部はあるとされている。
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