仏教法具で、梵音具の一つ。
形状は鉢形、これを台の褥に載せ、読経の前後、中間に枹(皮または布で先端を包んだ棒)をもって打ち鳴らす楽器。大・中・小があり、大磬・中磬・小磬と呼ぶが、小さいのを鈴ともいう。
磬子は「けいす」と読む。
辞典に拠り発音表示が様々で「きんす」ともいう。
また、銅鉢ともいう。金、磬とも書き、「きん」と表して説明しているものもある。
一般に仏具辞典では、磬と書いて「けい」と読む場合は、架けて使用する板状の打楽器を指している。
ある辞典では、「磬を「きん」と訓じる時は一般に磬子(きんす)を指す。」と説明している。
