覆水盆に返らずという諺の意味は知っていても、
その故事までは知らなかった。
太子が若い頃に本ばかり読んで働かなかったから、
愛想つかして出て行った妻がおり、
その後、太子が出世して復縁を求めた元妻に対し、
お盆の水をこぼして、
「この水をもとに戻すことが出来たら復縁に応じる」
と言ったことから、生まれた諺なんだって！！
だから、第一の意味に、
別れた夫婦の仲は元に戻らないとあって、
第二の意味に転じて、
一度起こしてしまったことは元には戻らない、
という意味になっているなんて、さっき知った。
そうだね！
夫婦の仲は大事なことよ。
小さな事の積み重ねが、大きな歪になるんだよ。
って、夫婦の話をするのではなかった。。。
起こしてしまった過ちを後悔するのは分かるけど、
過去には帰れないんだよね。
頭では分かっているけど、また頭で後悔しちゃう。
後悔って、したって元に戻らないことは、
誰もが知っていることなのに、誰もがしてしまうこと。
なんだか、不思議な現象だよね。
きっと、大事な意味があるから、
忘れないようにと繰り返して、憶えるようにしているんだよね。
将来に備えてね。
こぼした水はお盆に戻らないけど、
いつかお盆の水をこぼさないように。
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「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
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