あちらの世には浄玻璃(じょうはり)の鏡があります。
亡くなった者は誰しもが、この鏡を見るこになるのです。
この鏡には、生前の行いのすべてが映し出され、
人に施した喜びと人から奪った悲しみのすべてが明らかになり、
人に施したことが多い者は天国のような安堵に包まれ、
人から奪ったことが多い者は地獄のような自責の念に苛まれます。
私たち人は自分勝手に生きており、
自分さえ良ければと分け与えることをせず、
何かを獲得することが幸せだと勘違いして、
満たされぬ欲望のままに生きていることでしょう。
かたやペットたちはどうなのでしょうかね。
自分勝手に生きていたかと言えば、
そうでもあるけど、そうでもないような。。。
飼い主によって制約される世界の中で、
満たされぬ思いを抱きながら生きていたかというと、
そういうことはなく、あるがままを生きております。
お金、車、家というような資産を得ること、地位や名声など、
何かを獲得することで幸せを感じたかと言えば、
そういうこともなく、皆様と共に暮らしていたことでしょう。
ペットたちは皆様から何かを奪うことはなく、
皆様に与え施したことが多い(いっぱい)ので、
安らかな心境になれるに決まっています。
浄玻璃の鏡の前に立つ人は、
これまで歩んできた人生を振り返る勇気と覚悟がいりましょうけど、
ペットたちは純粋に自分の姿が示されるだけで、
ただそれだけで有り難いという素敵な生き様が示されましょうね。
私たち人間も、他の種族から学び、
分け与えられる存在になれたらいいですね。
・・・と記すからには、
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社