何事も何度も繰り返ししていると、慣れてくるものです。
慣れていき上達していくことは善いことですが、
慣れていくことで惰性になることもあり、
こちらは悪しきことです。
つい、初心の志を忘れてしまいがちなもので、
世間では良からぬことがいろいろと起こりますよね。
でも、私は忘れません!!
先日、東京にお勤めの看護師さんの犬が亡くなり、
お寺で仕事柄として死別に立会うことが多いから、
仕事として慣れても、人としては慣れませんよね。
とお話しておりました。
仕事柄としてエンジェルケアは慣れていても、
自分の子に施すとなると違和感があります。。。
動物が好きで勤めているだけに、
他の人のペットであっても死別は心が痛みますが、
うちの子となると全然気持ちが違います。。。
人としては別れを何度も経験しても慣れないのですよ。
だって、命はひとりにひとつしかないから。
それに、出逢いも関係性も、思いもそれぞれ違いますからね。
仕事としては慣れたとしても、
人として慣れてはいけないのですよ!
とね。
私は動物たちにお経を挙げてあげたいと出家するにあたり、
妻と約束したことがあります。
それは、死に慣れないこと!!
もし、私がお坊さんとして死別に慣れてしまい、
業務のひとつとして、仕事のひとつとして、
お金にまみれて、志を失うようなら、
自分で気付かないだろうから、
生きている意味がないので殺してくれ!!
と頼んであるのです。
人生で結婚は何度か出来たとしても、
死は一度だけなのです。
愛する者との死別は人生で一番辛いことなのです。
誰しも、一度しか経験出来ない事なので、
真摯に向き合い、寄り添ううことが、
私という僧侶の役目だと思っている。
ペットを畜生などと考えず、
小さな命で軽いものとせず、
家族のひとりとして考えてくれる、
そんな僧侶が私の人生にはいなかったので、
私が成ればいいのだ!と出家したのですからね。
私は志を失ったら、
僧侶である必要はないのです。
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社