体という不自由なものがあると、見えづらい事が多々あるもの。
心というものは、体の中にあり、隔たりがあって見えにくい。
だから、思いは言葉にしないと伝わらない。
言葉だけでは足りないから、
態度や行いにて示さなければならない。
それでも、相手の受け取り方によっても、
その時の状況によっても、正確には伝わらない。
自分と相手に距離があり、隔たりがあると、
相手のことも分かりづらいし、
自分のことも理解してもらえないもの。
距離が近づき、隔たりもなくなると、
仲良くなれるし、気を遣わずに素直になれ、
何でも言えるし、お互いのことが良く分かってくる。
体という身から離れて幽体すれば、
体という隔たりがなく、相手のことが良く見えるもの。
あなたからは見えにくいかもしれないけど、
あなたのことはよりよく見える。
あの時、思ってくれていたこと。
あの日、出来なかったこと。
あの日の笑顔も。
今の悲しみも。
今は分かる。
幽体すれば分かること。
幽体してから知ったこと。
何で嫌な病院に連れて行かれたのか。
何であんな美味しくない薬を強制されたのか。
大好きなのは知っていた。
だって、優しく微笑んでくれていたから。
愛されているのも知っていた。
だって、愛しく触れ合ってくれていたから。
あんなに、そんなに、必死に、強く、願い、祈り、
あんなに想ってくれていたことを、
こんなにも想ってくれていることを。
体という隔たりがなくなって知ったこと。
あらためて想うこと。
それは、あなたで良かった。
あなたが好き。
あなたが大好き。
だから、
これからもあなたの心に寄り添うんだ。
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「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社