先日、新潟県動物愛護センターにて初の慰霊祭を行いました。
とはいっても、公式ではなく、有志の方々と共に、
不幸にも殺処分となった多くの命と、
ミルクボランティアで救いきれなかった子たちに、
哀惜の念を込めてご供養させていただきました。
また、センターを通じた譲渡活動が広まり、
多くの命が新たな人との出会いへ繋がってゆき、
幸せになれるようご祈祷もさせていただきました。
公式でないのには理由があります。
動物愛護週間にフェスティバルにおいて、
無宗教的な慰霊行事を盛り込んでいるから。
また、
宗教的な行事を公式でするとなると、
いろいろな意見や異論があり行うことが出来ない。
まぁ、そうだよね。。。
新潟県から始まったミルクボランティア活動で、
幼猫の保護が可能となり処分せずに済むようになったとはいえ、
保護しても救いきれない命もあれば、
大きく育たず命を亡くす子たちもあり、
ミルクボランティアで活動している有志の方たちが、
多くの子たちの為に慰霊祭を行うべく立ち上がったのです。
(有志ではなく、勇士という字にもなりますかね!)
参加者を募った訳ではないので、
参列者はたったの4人と主催者たちは言うけど、
始めることに大きな意味があり、
数が想いに比例するものではない。
(公式ではないのでセンター長なんて、
休日にしての参列なら問題なしと参加)
大きなことをすることが出来なくても、
小さなことを大いなる愛ですればいい。
(マザーテレサもこんなこと言っていた)
公式に出来ないのであれば、
うちのお寺で有志が集まり供養してもいいのだけど、
新潟県で殺処分されているのだし、
育ちきれなかった幼猫たちもお返ししているのだから、
愛護センターで行うことに意義があり、
お部屋をお借りしての非公式行事となりました。
最初は小さな一歩でも、
その一歩の歩みが無ければ何も変わらない。
さらに、趣旨に賛同してくれる誰かが来れば、
より大きな一歩になる。
続けていくことで、賛同する有志が増えて、
多くの一歩が集うようになれば、ひとつの流れになる。
借りるお部屋に人が集うようになれば、
想いが増し、人の数だけ熱気を帯び、ひとつの風になる。
今は器が満たされていないけど、
器が満たされ、溢れるようになれば、ひとつの潮流になる。
新潟県で始まったミルクボランティアが風となり、
多くの自治体に広まり制度が活かされているように、
他の自治体でも同様のことが興り始めるかもしれない。
(もし、そうなら私が導師をしたい)
そして、いつの日にか公式行事になることだってある。
(想いは公式であることに関係ないけど)
有志の一人が、
公式に出来ないことの風当りが辛いと言っていた。
今は風下にあるから辛いかもしれないけど、
私たちが始めたことは風当たりの厳しいものではない。
人の心の優しさを示すものなんだ!
優しい人の心が風となるのだから、その風は辛くはない。
風上になれたなら、多くの者たちに優しさを届けられる。
何事も始まりは、何らかの風に向かっていくものさ!!
byはる
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社