喪失はすべてじゃない! | ペットのお坊さんブログ(ペット霊園ソウルメイト)

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皆さんは愛する者を「失う」「喪う」というだけに、

文字が示してしまうように、

すべてを失ってしまうのですか?

 

すべてを失ったとか言うけど、

ほんとにすべて??

 

失っても残るものもあるよ。

 

愛って、対象が死んでしまうと、消えるのかなぁ。

 

対象が亡くなっても、愛は残るんじゃないの。

 

失うってことは、無くなってしまうことだけど、

失ってこそ、得るものもあるんじゃない。

 

失うってことは、心に刻むということでもあり、

死によって失われなくなるように形が変わるんだよ。

 

自分の心の中にある思い出という部屋に移り、

他者が訪れることは出来ないプライベートルームにいるんだよ。

 

あなたの心はあなただけのものではなく、

あなたの心はあの子の居場所でもあるんだよ。

 

あなたが心に訪れる時、

ふたりだけの魂の癒しの場になるんだよ。

 

あなたには心があるよ。

 

失ってしまったと涙するほど、確かな居場所。

喪ってしまったと悲しむように、存在するんだよ。

 

あなたの心から愛は失われていないんだよ。

 

失われたのは触れ合える身姿であって、

他の誰からも触れることは出来ないけど、

あなたなら触れ合える拠り所があるんだよ。

 

あなたの中に。

 

眼に見えるものからは見えなくなって、

失ったように見えるかもしれないけど、

心に刻まれていて失わないようになっており、

眼に見えづらいけど得ているんだよ。

 

失うという喪失ではなく、

心に刻まれた愛しい者なんだから。

 

思い出という存在となり、

もう失われないようになっているんだよ。

 

今も愛せるように、

「愛しなう」なんだよね。

 

読み方は同じ「うしなう」だけど、

示し方が違うんだよ。

 

言葉をもうちょっと変えてみると、

「愛しNOW」

読み方は同じ「うしナウ」、

今も愛しているという言葉になるよ。

 

あなたの涙も悲しみも。

あるべきものが確かな証。

 

あなたは今も愛してる。

失ってなんかいないよ。

 

 

 

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「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社