動物たちの環境への適応力はスゴイですよね!
与えられた環境でどのように生きるのか。
この限られた環境でどのように幸せになるのか。
と、素直に環境に適応して幸せを得ますからね。
それに比べ、同じ動物であるのに、私たちは環境に適応するというよりも、自分に適するように環境を変えようとするものですから、叶わないことも多く悩みも絶えませんよね。。。
適応と適用を辞書で見ると。
適応とは、1.その場の条件や状態に応じること。2.生物が環境に応じて、その性質や習性を適するように変化すること。3.人間が外部の環境に適するよう行動や意識を変化させること。
では。
適用とは、法律・規則・原理原則などのルールに当てはめて用いること。
愛するペットを喪い、その愛らしい姿を求めてしまうのはもちろんですが、求めても得られないものを求めていては、苦しむだけですよ。
見える・触れられるという体のある姿から、見えない・触れられないという姿に変わったのですから、私たちも意識を変えないと。
今ある環境に適応しないどですよ。
あの子たちが、私たちの生活という暮らしに適応してくれ、私たちの習性に適応して変化してくれたように、今度は私たちがこの環境に適応して意識を変えてゆかないと。
自分は変わらず、人に変わるよう求める、人間関係って成立しますか?
それをしているから悩みが絶えないのですよ。
自らが変われば、世界が変わる!
というのが、仏教の究極思想ですからね。
また、問題となるのが適用ですよ!
49日までに納骨と成仏しないとかいう意味不明なルールって、従う意味あるの?
いつまでも自宅にお骨を置くと成仏しないという曖昧な規則って、従わないといけないの?
人間という動物は社会的な動物ですので、社会のルールをお互いに守らないと社会生活が成り立ちませんので、法律、規則、原理原則というものは必用でしょう。
でも、お骨の取り扱いについて、多くの人が悩むことだけど、この件ついて適用するべきルールってあるのかなぁ。。。
あの子たちは私たちという世界の中で、与えられた環境に適応して生きてくれたのですから、お骨のことについても、Myルールでいいんじゃないの!
お墓に納めたいと思えば納めればいいし、手元に置きたいと思えば手元に置けば。
分骨したいと思えば形見分けすればいいし、まだと思えばまだ納骨しなくていいでしょ。
素直に自分の心に遵ってみたら。
どうしたくないのかって!
どうしたいのかって!
守らなければならない規則は従うよう適応しなければいけないけど、曖昧な規則なら世間一般と適用せずに、自らの心に遵って、自らに適応すればいいさ。
他人の意見というものに従う適用ではなく、
自分なりの考えに遵って適応すればいいんじゃないのかなぁ。
もっと素直に。
自分らしく。
あなたの環境に適応したのですよ。
あなたの暮らしに適応したのですよ。
あなたの性格に適応したのですよ。
あの子たちは、人間社会に適用したのではなく、適用されたのでもありません。
あの子たちは、あなたという社会に適応したのであり、それでいて自分らしくあり続けたのですよ。
素直って、素敵な性質ですね。
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社