愛する者を喪うと、事あるごとに涙しますよね。
家の中には思い出がいっぱいあり、目にする物ごとに涙することもありましょう。
外に出れば、一緒に歩んだ道での姿を思い出し、涙しましょうね。
通勤中に外を眺めていただけなのに、ふと思い出しては涙することもあります。
家の中には思い出があり過ぎて涙してばかりなので、部屋のレイアウトを替えたり、引っ越ししたりする人もおりますね。
反対に涙してもいいから、一緒に過ごしていた思い出をそのままにしておこうと変わらないように保つこともありますし、一緒にドライブした車を修理しながら乗り続ける人もおります。
みんな愛しているのですよね。
愛が無ければ涙しないで済みます。。。
亡くなった当初はいっぱい涙していても、少しすると涙は落ち着いてきますが、ふと大泣きすることもあり、布団やお風呂でそっと涙することもありましょう。
いつまで涙が続くのでしょうかね。
愛が無くなれば涙しないで済みます。。。
いつになったら泣き止むんだ!
なんて家族の誰かに言われても、こちらが知りたいくらいですよね。
だって、涙が流れちゃうんだもん!
いつとか言われても、自分でもどうにもならないのですからね。
いつまでなんて気にしないでいいのにね!
何で時間を区切る必要があるのでしょうかね。
提出期限や締め切りでもあるのでしょうか。。。
いっぱい泣けばいいし、いつまでも泣けばいいのですよ。
泣けるうちは涙して、想いのままに涙すればいいのですよ。
愛する想いが強いうちは涙が流れますよ。
想いが静まり穏やかになってくれば、涙することも忘れましょう。
それに、ずっと涙してばかりはいられないのですから。。。
毎日涙していたはずなのに、いつの間にか涙を流さない日が続き、涙しないことに気づいた時にまた涙を流すのでしょうね。
そして、穏やかに過ごすようになってきたころに命日が近づいてきて、想いが高まり涙することになりましょう。
「1年前のあの時は…」「2年前のあの日は…」と年月を積み重ねてゆくうちに、少しずつ涙の回数や量は減ってきて、落ち着いてくるのでしょうけど、それがいつになるのかは人それぞれですよ。
ずっと涙しなかったのに、人生の出来事から再燃することもありましょう。
涙を堪えてきたのに、何かをきっかけにして溢れ出ることもありましょう。
愛する想いがあるうちは涙できるのです。
いつまで続くのかと気にしなくていいのですよ。
涙が枯れるまで涙すればいいのですよ。
いつかは訪れるであろう
涙しないことに涙する日があるのですから。
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社