ずっと暖めてきた小説でも書き殴ろうかと・・・・
起承転結?なにそれ?おいしいn(ry
でっ・・・では・・・ドゾ・・・。
あとがきとかはしない(←)のであしからず。
僕の両親は、僕が4歳の時に死んだ。
祖母も祖父も居なかった僕は、顔もよく知らない、親戚の家に預けられた。
けど、得体の知れぬその人達に僕は、心を開く事はしなかった。
そのせいか、親戚の人達は日が経つにつれ、だんだんと冷たくなっていった。
そんな生活が嫌で、苦しくて・・・だから
6歳の春、僕は荷物をまとめて家を飛び出した。
~時としてそれは優しい時~
「ハァ・・・ハァ・・・・・・ふぁ。」
家から1キロくらいのところで僕は立ち止まった。
ずっと走ってきたから、息が苦しいのもあるけど、少し、暑かった。
そんな僕を、早朝の冷たい風が頬をなでた。
「・・・・よしっ!」
僕は再び歩き始めた。
周りの、見たこともない景色。
ドキドキと胸を高鳴らせたけど・・・それと同時に
不安に襲われた。
家を飛び出したはいいけど・・・
「・・・何処だろう?」
あまり外へは出なかったから
周りのことなどあまり知らなかった。
「・・・・うっ・・・・。」
ダメだと思ったけど
ガマンしきれなかった。
「うっ・・・・うわああああああんっ!」
泣き声は辺りに響きわたった。
「・・・・んあ?・・・誰だ・・・?」
ガチャリ
「?」
近くにあったトラックから音が聞こえた。
すると、中から男の人がでてきて、僕の方に歩み寄ってきた。
「あ?どーした坊主?こんな朝早くに・・・。」
そういって僕を見下ろした。
見た目20代の半ばくらいの人で、金色の髪がまぶしくみえた。
「・・・・でてきた。」
「あ?」
「家を・・・でてきた・・・。」
「ほぉ・・・そりゃまた・・・なんでだ?」
とくに驚いた顔もせず、僕の話を静かに、聞いてくれた。
「いやだったから・・・みんな・・・僕に冷たいし・・・。・・・いやだったんだ!・・・あんな場所。」
また・・・涙が溢れてきた。
「・・・・そりゃ・・・つらかったな・・・。うん、まぁ・・・なんだ?泣くなっ!な?」
そう言って、僕の頭を優しくなでて、笑った。
「・・・うんっ!」
『この人なら、心を許してもいい』何故だか、そんな気持ちになった。
「っし!なら・・・いくぞ!」
「え?どこに?」
「決まってんだろ。家出なら・・・もっともっと、遠くに行かなきゃなっ!」
「・・・!うんっ!」
それが・・・僕と「汐鵜」との出会いだった・・・-
第2話に続く。