すっかり年末になっていました
中国のウィッグ工場に出張に行ったり
患者さんのイベント「おしゃれマルシェ」を開催したり
ウィッグのパンフレットの撮影をしたりしているうちに
サロンワークも忙しくなってしまいました。
という言い訳を並べてみたりしました。
…いけませんね。
先日、縮毛矯正にご来店下さった患者さんが
患者会で私の美容室をご紹介されたお話をしてくださいました。
「がんということを、普通に言える美容室なのよ。って言うと、
みんなに『すご~い!』って言われました。」
私は、それが『すごい!』ことなの?としばらく
考えてしまいました。
がん患者さんは美容室でご自分が『がん』ということを
説明したいけど、かなり言いずらいのです。
手術や治療が終わっても、そういう人が多いのだと思います。
化学療法により、くせ毛になったり、トップのボリュームが少なくなったりしますが
他人からはそれほど気にならないことでも、患者さんたちは
担当する美容師に治療の話をしなくてはいけないのか?
髪の状態について何か聞かれたら、どんな説明をすればよいのか?
いろいろ考えてしまうのです。
私は患者さん向けに更新しているブログには、たくさんの患者さんが登場しているため
初めましての方にも、ご安心なようです。
以前もご説明しましたが治療後の髪はくせ毛になりやすく
ご自分でも見たことのない髪質に戸惑ってしまいます。
お困りの方が多く、遠くからのご来店くださいます。
クルクルだったり
シリシリのくせ毛だったり
この方はガッツリ強いくせ毛でした
ご紹介するときりがありませんが…
治療後の髪は白髪交じりでくせ毛で
普通の美容室にウィッグを被って行き
「この髪を何とかしてください」とウィッグを外して見せるのは
患者さんにはハードルが高いことです
私の店には新幹線を使ってでも縮毛矯正に来る方もいるくらいです。
一つの県に、1件か2件くらい真剣に取り組んでくださる美容室があれば
患者さんも助かるはずです。
医療用ウィッグのこと、治療後の髪のことを相談できる美容師になるための
講習会を行っています。
無料説明会も来年2月13日に予定しております。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。