本日は お久しぶりの勝手に映画批評です

・ おとなのけんか (Carnage) ☆☆☆◎◎

4人しか出てこない映画なのですが これは 幼い息子を持つ母親二人 が主人公と言えますです

ジョディー・フォスター と ケイト・ウィンスレット アカデミー賞女優 大競演の巻でございました
弁護士の夫 自身もキャリア・ウーマンの セレブ妻 ケイト は 最初っから 鼻につく高慢ちきな女を熱演しております

ただ これは ジョディー・フォスター 圧巻の演技力 で ケイトだけではなく他の俳優陣を圧倒しておりました

なかなか面白かったのですが あれ以上長いと疲れそう でした
ちょっとうんざりしかかったところで 突如終わり さすが ポランスキー です

しかし どんどん エゴ丸出しになってゆき 最後にはこどものようになってゆく おとな たち

昔 知り合いのフランス人に やんちゃなチャーミング王子に梃子摺っている話をしましたら 

マダム こどもは小さな大人です 

と言われ それが とても印象深く 色々考えさせられました

で この映画では おとな なのに どんどん こども化してゆく母親たち

人はいつまでたっても こども なのかもしれません
そもすでに 年齢で おとな だの こども だの と区分けしているこの人間社会

いったい なにをもって おとな と呼べばよいのか 
人間は 自分たちの作った 社会 とやらに縛られて おとな のふりをさせられているのかもしれません