数ヶ月前のことです

給与振込みをしてもらっている銀行に 自動積み立ての仕組みがあることに このトシになって気づいたワタシ
自分の積み立ての申し込みをすると同時に 夫もそこの銀行に口座があるので ついでに積み立ての手続きをしようと思いました

ところが ご本人さまではないと手続きできません というお返事

はい? どういうことでしょうかしら

ですから お手続きはご本人さまではないとできません

あのですね ご本人さまというのはワタシの夫で 今は仕事をしておりますし 銀行は彼の仕事時間より営業時間が短くて ご本人さまが来る というのは不可能ですが

はい でもご本人さまではないとお手続きができません

・・・・・・・

あのですね 本人不在としても本人の口座から本人の積み立て口座に引き落としをする ということは 別に問題がないとワタクシは思いますが
なにも口座を解約すると言っているわけでもなく おたくで積み立てを始める と言っているのだから そちらにご損はないでしょう

と この時点でちょっと気色ばんだワタシ

女の子 ちょっと困った様子で 少々お待ちくださいませ と後ろの上司と思しき男のところへ行っておりました

戻って来て曰く それでは こちらの用紙にご本人さまのご署名をいただき 後日お手続きにいらしてください
と 用紙を出そうとしております

その時点で プッツン 

あのですね 今夫は出張で一週間ほど帰って来ないし ワタシも仕事をしているので そんなしょっちゅう営業時間の短い銀行に来られるわけではないのよ

土曜 日曜 に営業しているのならともかく 一般のサラリーマンが来られるわけないでしょう
それに そんなもの提出したって 本当に本人が書いたものかどうかもわからないでしょ そちらで筆跡鑑定でもするのかしらん 単に何かあった時の責任逃れを作っておきたいだけに思えるけど ワタシには
そんな紙切れ一枚のために また忙しい合間を縫ってここへ来るということがどんなにたいへんか わからないのかしら

第一 本人の口座から本人の積み立て口座へお金を移動するだけなのに どうしてそんな厄介なことをしなければならないの この エコの時代に紙の無駄使いよ
何を考えてるの

またまた 少々お待ちくださいませ と 後ろの男のところへ

戻って来た彼女 では ご主人さまのご了解を得るためにお電話をかけさせていただきたいのですが 携帯の番号をお教え願えますでしょうか

ついに 大プッツン

あなた それってプライバシーの侵害とワタシは思いますが なにゆえに あなたに夫の携帯の番号を夫の許可なく教えなければならないの
個人情報保護法 があるんじゃないの あなた 考え方がおかしいわよ というより 後ろの男がおかしい 
もう あなたと押し問答しているヒマはないから 支店長を呼んでらっしゃい

あわてた彼女 またまたその男のところへ 

あの それでは 奥様からお電話をしていただき お話しをさせていただきたいのですが

あのね ワタシね 人に携帯貸すのイヤなんだけれど まあ仕方がないわね とりあえず仕事中だから出てくれるかどうかわからないけれど かけてみるわ
と 電話をかけて ご本人さまとお話しをなさった銀行員のお嬢さん ようやく手続きをしてくれました

なんなんだ

そういえば 旧館でも書いたような気がしますが チャーミング王子の学費振り込みのときも 窓口でご本人さま確認 と言われ びっくりしたことがありました

その時も ご本人は今学校だし 学費を払うのはワタシなので問題ないじゃないの と言ったのに 窓口の女性 ご本人さまではないと受け付けられない と妙に言い張っておりました
それで またまた ぷっつん して ちょっと支店長を呼びなさい と言っておりましたら 奥から 年長の女性が現れ 結構でございます お振り込み手続きをさせていただきます と言って即座に処理をしてくれました

で なんなのよ と言いましたら 最近振り込め詐欺が多くて警察から注意するように言われているのです だと

それで 言っておきました

あのね 振り込め詐欺 というのは 振り込む人に問題があるのではなく 振り込み先に問題があるのだから ご本人かどうか というのは 振り込む相手に聞くべきでしょう

第一 大学名が印刷してある大学が発行している振り込み書 を持ってきているのだから 振り込む人が誰であろうとそのお金はその大学に行くんでしょう どうして本人である必要があるのよ
それに ご本人さま なる人は学生で無収入だから 学費を払うのは親に決まってるでしょ

わけわからん わね あなたたちの考えることは 
自分で 変だわ そんなの と思わないの

・・・・・

終始無言の彼女たちでした

この口座引き落としの件のとき その話しをしましたら 最近は学費に関しては ご本人さま でなくても良いのだそうです

当たり前だ