昨日ひさしぶりに三宮に行きました
寒かったです

途中で突風のような強い風が吹き 雪もちらちら舞っておりました

関西圏にしてこの寒さなのですから 被災地の寒さは言うには及びません

あらためてお見舞いを申し上げます

さて 電車に乗って海側 つまり 線路より南側を見ておりました

あの震災があってからもう16年も経ちますので 復興してゆく街並みを見ながら感じた思いは もはや とおい思い出 となっておりました

でも 昨日は違ったのです

じっと見つめておりますと なんともはや少々古ぼけてはおりますが住宅展示場のような家々が並んでおります

それで 思い出しました

そうなんだ この辺りのおウチは全部壊れてしまっていたんだと

津波が引いた後 自衛隊の人でしょうかしら 救助の人が がれきの山 と言うよりもっとひどい 表現しがたい 荒野 のようなところで 呆然と立ち尽くしていると思える後ろ姿が ちらっとテレビに映し出されました

震災当日逃げ出して 夜には実家におりましたワタシたち家族 テレビを見ながら こんなもんじゃない と思い続けました
テレビは事実を正確に伝えきれない とも思いました

今現在は徐々にがれきの撤去作業がすすんでいるようですが 実際にその惨状を目の当たりにしますと 最初しばらくは 思わず立ち尽くしてしまうのも無理からぬことと想像します

どうしていいかわからずに

あの震災の時は わずか14秒ほどの揺れで 6000人以上の方がお亡くなりになられました

このたびの激甚災害で 犠牲になられた方の人数はまだわかっておりません

何年か経つと 街並みが綺麗になり新しい家が建ち並ぶことと思いますし 
早くそうなってほしい と願っておりますが 新しい住宅が建ち並ぶ 
それは そこが被災地だった証し となるのです