機能不全家族から脱却し、心の回復途上の私が、切実に思っていること。それが、シェルターの必要性です。
松雪泰子・芦田愛菜主演のドラマ「MOHTER」も、胸が締め付けられる思いで見ました。
私の人生も、1本のドキュメンタリー映画に充分なりそうです(笑)私の場合は、過去から脱却しただけでなく、魂本来の自分として、人生を謳歌して、笑いあり、涙ありの展開も盛り込んで、生きる希望に繋がるハッピーエンドに持っていきます。
前回、前々回と、韓国映画「毒親」のブログ記事を出していますが、これを、ただのエンターテイメントとして見れる方は、幸運な方でしょう。
私のように、自分のこれまでの人生に、激しく重なってしまう、重度アダルトチルドレンにとって、心の回復度合いによっては、パニックになったり、フラッシュバックしたりと、激しいトラウマ反応を呼び起こしますので、閲覧は慎重かつ十分な配慮が必要です。
冷静に見れるようになってから、心が充分回復してきたと判断できる方は、どうぞ見てください。いろいろと考えさせられる映画、ドラマです。
メディアも大きく偏向した情報を伝えていますので、真の意味で、人々に真実が届けられる場面がまだ少ないです。YouTubeでも、フェイクニュースは溢れています。
(大手洗剤メーカーの広告料が収入源のひとつになっているテレビ業界が、マイクロカプセルによる香害に悩む人達の現状など、番組として取り上げて、放送するわけがないのと同じです。)
ネット情報も、発信者の意図によって、良くも悪くも転がせるのが、現状です。それでも、SNSによって、これまで声をあげることができなかった人達の声が出せるようになっていることは、利点だと思います。
パワハラした知事が再選を果たしてしまう、など、ひと昔前なら、実現しえなかったことです。ネット情報を鵜呑みにしてしまう、ネットの危険性をまだよく理解できていない世代の弊害も浮き彫りになりました。
政治家が、権力と金を使って、自分達の良いようにしか、政策をしないのも、浮き彫りです。国民を守るとか救うとかは、単なる茶番で、内情は、国民をさらに苦しめる政策を取り、政治家や癒着した企業などが得をするような仕組みに作り上げていることがわかるでしょう。
なんだか、希望の光も見えない、世の中のような気がしますが、様々な膿や闇を白日の下にさらして、それから、浄化していく、という流れになってきています。
いろんな闇がありますが、私が人生を通して経験したこととして、各家庭による、毒に晒されて苦しんでいる子達を、救い出し、生きる力を蘇らせることが、とても大事です。(もちろん、アダルトチルドレンの大人達の心も。)
収入を得て、自活できる人は、自分で、不遇な環境や人から逃げることができます。しかし、親に養育してもらわないと生きていけない子は、その毒を浴び続けて耐えるしかありません。
しかし、心は確実に日ごとに蝕まれていくのです。心の回復には時間も労力もかかります。早期発見と当事者の気づき、状況改善が大切なのです。
そして、韓国映画「毒親」にも描かれているように、我が娘が自死した、という事実を突きつけられても、自分の生き方を変えられずに、結局、同じことを繰り返すだけの親の方が、圧倒的に多いです。
それは、自分の心の癒し方、回復の仕方を知らないともいえるし、仮に知っていたとしても、見たくなかった自分の心の闇に対峙する勇気がなく、見ないふりをしていたい人もたくさんいる、ということ。
そして、心の回復を始めたとしても、毒になっている親達の心の修復にも多大なる時間と労力がかかります。カウンセリングなどで、心の修復に取り掛かっても、理解できない人達もいます。
そういう人達に対してできることは、関わらない、逃げることしか方法が、今のところありません。議論では解決しません。
洗脳にかかったままだと、大人になっても苦しい状態を苦しいと自覚することなく、現状維持し続けます。過去の私のように。
私の家庭の異常性にもっと早く、一年でも一か月でも一秒でも、気づくことができていたら、その分早く、人生の方向転換ができたと、いろんな、やりたいこと、楽しいことに着手できたと、感じるのです。
機能不全家族から離れるという事実だけで、心の修復が一瞬にできるわけではありません。心にできてしまった足枷を取り除くのも、大変な労力がかかります。
ひとりひとりが、のびのびと、自分らしく、楽しい人生を送れますように、いつも願っています。