人と仲良くしたいと、ただ純粋に思うことが、

 

 過度な期待や、執着や、妄想、盲信を無意識に発動してしまうのなら、

 

 もう、これ以上、人とは関わりたくない!関わらなくて結構!! それが本音。

 

 好き好んで、そのような無意識の癖が出るわけではない。

 

 健全な境界線も、わからない。

 

 学んではいても、実戦には苦労が伴う。

 

 抑えようとしても、気づかぬうちに、昔の状態が出てしまう。

 

 自分の親が毒親だった事実は変えられない。

 

 私が生き延びるために頑張ってきた痕跡は、過去の勲章。

 

 それが今は苦しみの元凶になっていることは理解している。

 

 だけど、残念ながら、そう簡単にはなくならない。

 

 今回の件で、ほとほと懲りたので(プライドも何もかもボロボロに砕け散ったので)

 

 人に対する過剰な、淡い期待も、執着も盲信も、全て吹き飛んだ。

 

 だからといって、アディクションの根っこが、消えたわけではないのだろう。

 

 だったら、依存心を生み出す条件が成立しないように工夫するだけ。

 

 引き金を引かないように、条件を外していくしかない。

 

 アダルトチルドレンだろうが、毒親後遺症だろうが、

 

 人から疎ましく思われようが、これが今現在のわたし。

 

 40数年を、共依存に費やしたのだから、

 

 心が完全に回復することよりも、

 

 今までできなかったこと、これからやりたいことを、

 

 楽しく追及していくことの方が大事。

 

 私は、旅が好き。

 

 見知らぬ土地に足を踏み入れ、その土地の雰囲気、空気を味わう。

 

 ACだろうが、イタイ私だろうが、そんなこと全く関係ない。

 

 私のことを知らない人達と、真っ新な気持ちで出会って、

 

 ただ、その時の感情や気分や会話を楽しむ。

 

 一期一会で出会った人や出来事も、超高速で走る新幹線のように、

 

 良かろうが悪かろうが、場面がすぐに切り替わっていく。

 

 唯一無二の、未知の体験。生きている実感がある。

 

 心が、魂が、よろこぶことをひたすら実行して

 

 直感のままに、ありのままに経験する、その瞬間こそが私には愛おしい時間。

 

 繰り返す日常を楽しくする工夫は、まだつかめていないけれど、

 

 優しく自分に寄り添いながら、残りの人生を進んでいこう。

 

 大丈夫、私には最愛の素晴らしい夫がいる。それだけで充分幸せ。