気持ちを入れ替えて、とあるレッスンの体験に行ってみました。が、しかし…、教えてくださる先生とお会いしたとたん、合成洗剤の強烈な香りを感知しました。これから一時間この香りに耐えないといけないのか(涙)一気に気分が落ちました。

 

 加えてスタジオの眩しいライトにも頭がクラクラ…。(一人だけなら、ライトを消してほしい旨伝えますが、グループの為、それも我慢…)

 

 対面でレッスンを受けることは、もう難しいのかもしれないなと感じました。オンラインだったら、どんな香りを身に着けている人でも、感じなくて済むからです。

 

 先日、国内旅行にも出かけましたが、飛行機、電車、かなりの割合で、強烈な香りの人が紛れ込んできます。

 

 いっそ、外国人の旅行者の方が、よっぽど無臭に感じるような気さえしました。

 

 (中国人の集団は相変わらず、大音量で喋りまくり、うんざりしました。中国の方ってみんな、あんな風にずっと大声で話しているのでしょうか?黙っている時があるのか、逆に聞きたい。「郷に入っては郷に従え」という格言は通じないですね。日本人以外の国の人には。しかし、素敵で品も常識もマナーもある中国人もいるはずです。そんな人達に出会いたい。)

 

 活性炭入りのマスクを準備していきましたが、多少和らぐ程度で、完全にはシャットアウトできません。消防団員が身に着ける、有毒ガス用の防止マスクなら、完璧に防げるのでしょうが、日常生活を送る上で、そんなマスク、身につけられません。

 

 いつも利用するスーパーでも、猛臭を放つ、スタッフやお客さんがいます。

 

 買った食料品に移香しているものも、数度に一度は当たってしまいます。せっかく買ったものを捨てるわけにも…。人のいないところで、こっそり匂いを確認します。しかし、店内自体がいろいろな臭いが混じっているので、自分の嗅覚も若干鈍ります。完全には嗅ぎ分けられません。

 

 物価高で、ただでさえ貴重な買い物なのに、気分が悪くなる匂いまでついてきて、その後の処理に難儀しています。

 

 状況はどんどん悪化していくのに、この状況に疑問や苦痛だと感じている人は、ほんの一握りなのでしょうか?

 

 一昔前には、こんな嫌な臭いに、空間も、買ったものだけでなく、自分が着ている衣類、髪の毛、身体にまで、嗅ぎたくもない香りをもらうこともなかったことを思うと、匂いに関してだけは、昔に戻りたい気分になります。

 

 みなさんはいかがでしょうか?

 

 私は無香料のトイレットペーパーさえ、移香していて、かなり窮地に立たされています。無香料製品のみ、扱ってくれるお店、移香を徹底的になくす配慮をしてくれるお店の登場を願うのみです。

 

 (そこを改良してくれるお店が登場したら、ある意味、無香料愛好家に愛される貴重なお店として、繁盛するような気がしますが、それを徹底するには、相当な努力が必要になります。人手不足のこのご時世では、難しいのかもしれません…)

 

 できることなら、商品の陳列も、ロボットにしてほしい、と願っています。

 

 レジは、積極的にセルフレジを使います。そのうちに、香害問題を極力避けるためには、あらゆるものの機械化、AIロボットの活躍が待たれます。

 

 不快な合成洗剤の香りは、法的に今は認められている以上、そして、現段階では、人口の8割が香料つきを好んで買い続けている以上、製造を差し止めるような措置は、長い年月を経て、あらゆる角度から、弊害となる根拠を立証しないと実現しないでしょう。

 

 それでも、1人でも多く、声を、意見を表明することが大切です。腐敗した政治に歯止めをかけるのと同じように。

 

 異議を唱える意見が増え、化学物質過敏症などを引き起こす、人体に有害な合成洗剤の事実を、1人でも多くの人が知り、その商品を買わなくなれば、要は、売れなくなれば、企業としても考えざるを得なくなるのです。

 

 商品を買うことは、投票と同じです。買うことで、その商品を支持していることになります。だからこそ、一人でも多くの人が、正確な情報と現状を認知して、行動を変えていくことが大切なのです。

 

 製造差し止めされる事態になるよりも、私の寿命の方が先に尽きてしまうかもしれません。だから、匂いが嫌でも、行きたい所には行ってみる、会いたい人には、ひとまず会ってみる、自分の気持ちを大切にする、今までできなかった未知の体験をすることは、辞めません。

 

 自分の人格を大切にすること、人の事より自分の事を大切にする癖を身に着ける。私にとっては、これが一番最優先事項です。