2,3か月前から、とあるレッスンを受け始め、インストラクターになることを目指して、一生懸命に活動を開始しました。それをすると、身体が軽くなり、心も解放され、気持ちも前向きになるような気がしました。
これまで、過酷な人生をなんとか生き延びてきたので、いつも、文句も言わずに頑張ってくれている身体を緩めて、楽にしてあげたい、人生の経験をする上で、欠かすことのできない、この肉体を大切に扱い、慈しんで、ケアしていきたかったからです。
ずっと四六時中緊張しっぱなしだった身体が、少しずつ緩むのを感じました。肩に力を入れない感覚がわかりかけていました。
私は学ぶことが大好きです。元来のHSS型HSPの気質も相まって、極めることについての、根拠のない自信がありました。そして、それをすることによって、生きがいや情熱を見出し、これからの人生の新たな目標になると確信していました。
しかし、そんな熱い情熱に対して、非協力、不親切、いい加減な対応、蔑ろになっている状況が立ち込めてきて、レッスンを始める前から、新たな悩みも同時に出てきていました。
レッスンの見学体験に行った時から、インストラクター志望である旨、熱く話しました。しかし、受け流される感じでした。
ただの習い事としてではなく、その先を目指そうとする生徒は、インストラクターからしたら、継続的に高い収益を見込める経済的効果も高いですし、熱意のある人を教えるのは、教える側からしたら、嬉しいと感じるだろうと思っていました。
尋ねたことには答えてくださるものの、レッスンを追うごとに、インストラクターの明らかに、嫌そう、やりたくなさそうな感じが、物言わずとも伝わってきました(私はエンパスだから、手に取るようにわかります。)
教わる動作も毎回あまりバリエーションなく、同じものが多く、パーソナルは、その人に合わせたエクササイズを提供する場ですが、きつすぎたり、逆に負荷が弱すぎたり。その人の身体の状態を話し合いながら調整するのが、複数人数でやるのとの大きな違いであり利点だし、その分の料金を多く払うわけです。
しかし、会話は激減、明らかに仕事に対する熱量と質が、回を追うごとに低下していきました。
インストラクターの家庭の事情で、レッスン自体の回数が減り、定期的に通って運動習慣をつけ、早く上達したいのに、それが叶わない状況になっていきました。
随分悩みましたが、退会しました(今思えば、何も悩む必要なかったです。相手は失礼な人で、そんな人に罪悪感など感じる必要もありませんでした。回復してきたのに、まだ罪悪感を持っていたことを知りました。手放します。私が優しすぎました。その人の境遇に共感したりしていました。)とても残念でした。やっていて楽しくて、身体が変わっていく感覚を少し体感していたからです。
しかし、レッスンを受ける度に、身体は若干軽くなるのですが、心はずっしりと重たくなり、沈む日が数日続き、悩むことにも疲れてしまったのです。
何のために、お金を払って、レッスンを受けに行っているのか、わからなくなりました。そもそも、貴重なお金と人生の時間をその人だからと使っているのに、内容の質を落とし、熱量を込めないという状況は、すごく失礼だと感じます。誠意がないですね。
退会後、他のところをいろいろと探していた矢先に、辞めたインストラクターが、家庭の事情でできないと言っていた期間なのに、公民館の講座を開催していることを知りました。
資格があっても、人に丁寧に熱量込めて、親切に教えること、いろいろな質問に快く答えること、連絡をしっかりとやり取りすること、顧客に誠意を持って接することは、サービス業の大前提です。
しかし、仕事の質を人によって上げ下げしたりする、自分に合わない人は、辞めるように誘導していく、という腹黒いインストラクターもいるのです。
そのような人は、決まって上から目線で、偉そうな態度です。自分が一番良く知っている、と勘違いしており、顧客を自分の思いによって、如何様にも扱っていいと、思いあがっています。
そのような人は、いろいろなレベルの人に対応できる心の器が、元々狭いのです。だから、自分と同じような波長の人しか、教えられません。
心の器が大きく、人としても素晴らしい人はそのような姑息なことはしません。
資格があっても、人として、尊敬できる人、顧客と対等な関係、誠実なやり取りができる人、持てる技術を丁寧に教えるスキル、間違っていたら、素直に謝罪できる、これらが伴っていなければ、国際的なライセンスのある資格を持っていたとしても、意味がありません。
極端な話、資格がなくても教えることはできるのです。教えられるだけのスキルがあって、その人の提供するサービスが良いと思う人がいれば、成り立つのですから。
人を感動させるサービスを提供する人は、資格という集客看板を必要としなくても、顧客の評判から、広がっていくのです。
ですから、皆さんも、理学療法士、医師、美容師、いろいろな資格を持った人がいますが、資格があるから大丈夫ではなく、その人柄や心の器、人間性、仕事に対する姿勢、熱意、どんな信念を持っているか、嘘を言わないなどの基本的なことを、サービスを受ける際に、一番の判断材料にしてください。
今回の出来事から学んだことは、人をまだ神格化しやすい傾向があること、いろいろな違和感、不快感などの負のサインを感じていたにも関わらず、いい人だと思い込もうとして、現実を客観的に直視していなかったことを学びました。
自分が感じる直感は、良いものもそうでないものも、本当の自分からのお知らせです。その心の声を無視しないで、日々の生活を送ってください。
自分の感情、思い、意思、気持ちを大切にせずして、他人に受け身で合わせ続けると、自分が苦しくなるだけです。
感情を押し込めがちな人におすすめな見極めポイントは、サービスを受けて、代金を支払う時、その人に喜んで差し上げたいと思うかどうか、よく確認してみてください。
サービスが良かったなら、きっと快くお金を払えている自分に気づくはずです。
「働くのはお金の為。ある程度までは合わせるけど、それ以上はきつくなるから合わせない。そうすると、自分にとって心地良い人だけが残る」と最初の頃にお話しくださいましたが、ふつう、思っていても顧客には言わない事柄だと感じました。
今年もよろしくお願いします、と頭を下げた時の、嫌そうな態度や、お金をもらう時にも、毎回偉そうで、もっと早くに辞めておくべきだったと思いました。
その時は、そこ以外の場所を見つけられていなかったので、ここがなくなったら、レッスンを受けるところがなくなると、焦っていました。
しかし、自分を大切にしてくれる所に行くんだと、しっかり決意したら、もっと良さそうな所が、意図しない所から、候補が出てきたりしている、不思議な展開になってきたので、諦めずに、前進していきます。
心のこもった心地よいエネルギーの交流ができる人と関わろう、と強く決意しました。