術後2か月が経ち、手術前から、やろうと決めていたことを10月上旬から行動開始しました。

 

 通おうと決めていた教室は、ほんのわずか見学しただけで「やっぱり間違いない。ここに絶対入る!!」と、決めました。

 

 しかし、運命のいたずらなのか、その教室のプライベートは満席で、グループレッスンしか空きがありませんでした…。すっかり意気消沈した私は、これから、どうやって他のところを探そうかと、途方にくれました。

 

 ネットで探せば、確かに出てはきますが、ホームページを読んだところで、実態はまったくわかりません。

 

 私の経験上、ホームページで、受け手にとても都合の良いこと、お得感を煽るような文言、必要以上に親切丁寧な言い回しで書いている所に限って、実際は、逆のことが多いです。

 

 以前の記事でも書きましたが、本当に受ける側にとって、「これは良い!」と感じる場所や人には、自然と人が集まります。宣伝などしなくとも、充分集客できます。

 

 それは、提供するものを粗末に扱わず、丁寧に、しっかりと熱量を込めて、一生懸命に心血を注いでいるからで、質の良いものは、人の心を感動させ、温かくします。

 

 なので、広告を大々的に出して宣伝するのが派手な所ほど、肝心の提供するものの中味が乏しく、心のこもっていないもの、手抜きのもの、不誠実なものが多いのです。

 

 また、提供する側のキャパを超えるほど集客するところも要注意です。当然ながら、ひとりひとりに対する「質」が落ちます。

 

 宣伝と実際提供するものの質や価値は、全く比例しません。むしろ、実力がないからこそ、宣伝に頼るしかないのです。

 

 私は、宣伝している所を見て、嫌な感じがしたら、「ここには行くな」というサインだなと、今は受け取ります。それは、今まで散々、広告や宣伝で大失敗した経験があるからです。

 

 直感は嘘をつかないです。「なぜだか、理由はわからないけれど、違和感がある。もやもやする。」又は、最初から、とても調子の良いことを言ってきたりする場合は、不穏なセンサーを感知します。

 

 以前は、思い込みがより激しかったので、「これはいい!」と盲目的に飛び込んでいったことがありましたが、そういう時も要注意だなと、痛感しました。

 

 アダルトチルドレンさんは、ちょっと良い所を見ただけで、全て良い!と激しく思い込み、錯覚しがちです(逆もまた然り)

 

 自分にそのような面があることを把握した今は、直感でピンと来ても、すぐには飛び込まず、まずは様子を観察して、冷静に客観的に見るように努めています。

 

 話は逸れましたが、運命のいたずら、神様の意地悪と思った出来事にはミラクルに繋がる複線があって、最初に対応してくださった経営者件インストラクターの方から、私の住む地域で、教えている人がいると紹介を受け、会ってみることにしました。

 

 いつもなら会ってから判断しますが、電話でお話しした雰囲気がすごく良くて、とても心地良いお声の方でした。実際にお会いしたら、良い予感は確信に変わり、体験が終わる頃には、入ることを決意しました。

 

 新しい人間関係のスタートです。今までは意識できなかった、人との境界線を大切にしながら、楽しくやっていきたいと思っています。

 

 とにかく、体験した時間が、時を忘れるほど楽しくて、魂が喜びました。こんな経験を、やっと自分にさせることができるようになったのだと、嬉しく感じています。

 

 ー共依存者は、徐々に周りから人が離れていき、最後は依存の対象者だけになるー 

 

 共依存のカウンセリングに尽力した、故西尾和美さんが、著書の中で述べていますが、本当にそんな人生を辿ってきました。でも、どんなにどん底まで行っても、生きている限り、人はそこから這いあがって、回復していくことができる。自分で自分を救おうと決意さえできれば。

 

 成長させることが叶わなかった心は、自分で育て直していくことができるのです。

 

 自分がかつて親にしてほしくて、してもらえなかったこと、それは、大人になった今からでも、叶えていくことができるのです。

 

 この世の中に、幸せで心温かで、自分で自分を満たすことが出来て、心身共に自立した、自分の人生に責任を持てる、生き生きとした人達が増えてほしいとそう願っています。

 

 そのような人達が、ひとりふたりと増えていけば、日本や世界は、もっと優しく心豊かな人で溢れた、素晴らしい国になれるはずです。