私という人間を構成してくれている 無数の細胞達

 

 一言も文句も言わず 黙々と生命を維持してくれている たくさんの組織達

 

 人間という ひとつの物質体を紐解ていけば ちいさな無数の細胞の集合体

 

 私という 純粋な魂の心が ありのままに感じたことを 

 

 ひとつも逃さず 細胞に記憶していく

 

 喜びも悲しみも 怒りも 涙を流したことも 

 

 感動したことも 落ち込んだことも

 

 自分の中で 消化できた感情や思いも 

 

 反対に 未消化のまま 残ったたくさんの感情も

 

 細胞は全て 記憶している

 

 そんな細胞の気持ちに耳を傾けたことがあるだろうか

 

 私は 今まで とても粗末に 扱ってきてしまった

 

 肩や首が痛いなぁ… 身体が固いなぁ… 

 

 そういうことは感じていても

 

 身体 ひいては ちいさな ひとつひとつの細胞の気持ちはどうか

 

 機嫌はどうか なんて 考えたことがなかった

 

 でも 全部 繋がっている

 

 様々な感情は 対応した組織に 蓄積されていくという

 

 肺は悲しみを 肝臓は怒り 

 

 腎臓は恐怖 過度な期待や批判 無力感 という具合に

 

 ある特定の考え方は この付近の細胞に蓄積される など

 

 本当は もっと細かく 分類していけるのだと思う

 

 詳しいことは わからないけれど

 

 病気というのは ある意味 考え方の偏りや 

 

 大きくなりすぎた我慢とか 

 

 吐き出すことが出来ない 誰かに対する恨みの気持ち などの表れかもしれない

 

 こういうことに気づきなさいという 身体からの愛のメッセージ

 

 私の母はリウマチだ 祖母もリウマチだった 私は違うけれど

 

 でも リウマチになる人は 自分を極限まで酷使しすぎる傾向にあるという

 

 「あ~ ぴったりだなぁ…」と納得した

 

 できることなら そうなる前に 

 

 身体の細胞に蓄積され 誤作動を起こすところまで 痛めつける前に 気づきたい

 

 私自身が そう無意識に思っていたことの現われか

 

 今まで 無意識に 「身体を緩める」系統の本は 無数に買っていた

 

 でも どれも 長続きせず しばらくすると 日常に忙殺されて 忘れてしまう

 

 ピラティスに通っても 周りの人の気持ちや 視線が 気になって 

 

 自分に集中できない

 

 そんなことを繰り返していたけれど

 

 今は 純粋に 身体 私を構成する全細胞の機嫌をとりたいと思う

 

 身体の細胞がひとつひとつ 心地よく喜んでくれたら

 

 私の心も とても満足する

 

 自分の身体の扱い方を知ろう

 

 純粋にそう思った

 

 ひとつのことに長続きできないと 自分を責めることをせずに

 

 その時その時 自分の身体の細胞が求めていることを

 

 今までの経験則という 頭で勝手にジャッジせずに

 

 私の中から湧き上がる 正直な気持ちに従って 

 

 純粋に ただ叶えてあげよう

 

 大切な 私という細胞の集まりに 感謝の気持ちを向ける

 

 産んでくれて かなり不器用だったけれど 育ててくれた 両親にも感謝

 

 この世に 私という人間を誕生させてくれて どうも ありがとう 

 

 私という人間を大切に 今 この瞬間を 生きていきます