魂レベルでの真の意味で、子を愛していない親はいない。
でも、実際の現実社会では、子を追い詰め、苦しめ続ける親が蔓延している。それは、なぜか?答えはとてもシンプルだ。その親自身も子ども時代、親から、真の意味で愛してもらった経験がないから。そして、その親もまた同じだ。つまり、悲劇的な世代間の連鎖が続いているということ。
真の意味で、愛されたことがない親は、自分が子どもの時、してもらいたかったことや、こうしてもらえたら、子どもは喜ぶだろうと思うことを、子に投影して子育てをする。でも、子どもを愛するとはどういうことか、子どもを親である自分とは違う一人の人格者として、ありのままに、曇りのない目で見つめ、尊重するとはどういうことか、経験したことがないから、子どもを健全に愛するということができない。親は親なりに愛情を子どもに持っていることは事実だ。でも、自分の心を癒し、自分軸で、人生を楽しく創造できていないと、それは結果的にはどれも、子を苦しめることになってしまう。自分が愛してもらえなかった親と同じにはならない、とそう決意していても、実際に、自分の心を深い意味で癒し、乗り越える体験が先にないと、世代間の悲しい連鎖は継承されてしまう。
機能不全家族から脱却し、自分の心をまず、十分に癒し、ありのままの自分で、楽しく生きること。一人でも多くの人が、その経験をしていくことが大切だ。機能不全家族の元に生まれた事実は変えられない。でも、抜け出すことはできるのだ。自分を不幸なままにしておくか、自分の心と深く向き合い、ありのままの人生を歩み直すか、いつでも人生のコースは変えることが出来る。それを多くの人に知ってほしい。それが、このブログの目的である。