今回は、私の気質について書いてみたいと思います。
あくまでも私なりの考え方なので、ご了承ください。
人から理解されないという想いは、いつも根底にありました。
それが、育った環境でやむなく得てしまった癖も大きくあります。
(そのことについては、また別の記事で詳しく述べたいと思います。)
でも、ふと私の感覚を説明するとするなら…と、思い浮かんだのが、色鉛筆。
私の感覚は、いわば500色の色鉛筆を瞬時に判断するアンテナ、センサーを
持ち合わせていて、私がHSS型HSPであると知るまでは、周りの人も私と同じように
世界を見ているのだと思い込んでいました。
だから、きちんと説明すれば、わかってもらえるはずだと思っていて
一生懸命、あらゆる限りのわかりやすい言葉を駆使して、説明しようとしてました。
でも、どんなに頑張って心を込めて話しても、わかってくれることはないのです。
今、思えば、どうしようもない無理難題なことを、どうにかしようとしていた気がします。
普通の一般的な人達が、12色の色鉛筆で世界を見ているのだと仮定した場合、
私は500色の色鉛筆で世界を見ているので、一般の人達が、「青」といえば
ひとつであっても、私にとっては、「青」はひとつではなく、青の中でも、
水色に近い青や、深い海のようなロイヤルブルーもあれば、緑に寄った青緑もあり、
それらはどれも違っているのです。グラデーションで、いろいろな種類の青を識別して検知するため、
今見た「青」は、青の中でも、ターコイズブルーだよ、と思うわけです。
そのことを議論しても、12色の色鉛筆で世界を見ている人にとっては意味不明なのです。
500色の中の青を全て知っている人でなければ、私の意見は分からず、決して話は通じないのです。
長い年月をかけて私が得た教訓は、ただ違いを認めること。私は人とは違うということを。
そして、私の感覚は決して間違ってはいなかったのだということを。
今まで、どんなに否定されてきた経験があったとしても、関係ないのです。
ただ、「違う」という、その事情を知らなかっただけなのだから。