私は 自分の本当の心を知るまで 月のようだった

 

 自分が何者なのか 立ち位置も わからない

 

 ただただ 自分の感情 気持ち 欲求 全て封印して

 

 他者の為に 生きて 人生を 漂流する

 

 乾いた心を埋める為に 他人からの 共感や 優しさを 欲した

 

 他人に 愛してもらうことを 渇望した

 

 月は 自分では 発光していない

 

 太陽の光があって はじめて 

 

 反射して 輝くことが出来る存在

 

 他人からもらった エネルギーがある時だけ

 

 わずか一瞬だけ 偽りの光で 光っていた 

 

 以前の私は まさに 月と同じだった

 

 だから すぐさま エネルギーが なくなってしまう

 

 ただ メリットも 充分にあった

 

 自分の責任を 放棄できる 他人のせいにして

 

 自分の中の 目を背けたい 見たくない部分を 見なくて済む

 

 他人に 自分の闇を付与して 投影して 非難することで

 

 自分の良心を 慰めることができる 深層心理の 深いカラクリ

 

 自分で 自分の責任を 負わないのは とても楽だけれど

 

 いつまでたっても 他人に雁字搦め

 

 いつまでたっても 移ろいやすい 他人の欲求に合わせた 操り人形

 

 そんな自分を ばっさりと 脱ぎ棄てる

 

 本当の私は 燦燦と 自家発光できる 太陽だった

 

 自分で 自分を 輝かせることができる

 

 自分で 自分を 満たすことができる

 

 だから 怖くても 自分だけの意思と気持ちで決めて 

 

 自分だけの オリジナルの人生を生きる 

 

 たとえ 望まぬ結果が やってきても 

 

 自分が選んだのだから 仕方ない

 

 自分で 自分の人生の 責任を取る

 

 そうすると 生きることが 楽しくなってくる 

 

 やりたいことを 思い存分やれる 自由な自分でいこう