焼きたて！！ジャぱん（２）の続き。
諏訪原戎
私のお気に入りのキャラの一人。パン製造技能士一級の史上最年取得者。
と、ありますが、彼の凄さはそんなところにはありません。最初の頃は、あまりにも名が売れすぎていて、対戦する相手が逃げ出し、戦うことすらなかったりしますが、東君との戦いにおいて、自分が作ったパンを試食すらしてもらえず、審査員の黒柳 亮が言いました。その瞬間、彼は敗北しました。
「お前のパンは天国にいけるのか？」
どれだけ美味しいパンをつくろうが天国にいけるパンなどは造れるわけがない。彼は、その一言で諦めました。そして、東を生涯のライバルと認め、自らの究極のパン『ルパン』をつくりだします。
それはおいといて、彼は剣の道のエキスパートだったりします。え？なんで剣の道の達人者がパン作りをしているんだって？侍の道は強者との戦いです。彼は剣道に自分のライバルがいなかったので、パン作りにライバルを捜しにきました。そして、東君に出会ったのです。
性格は怖いです。眼光鋭いです。只者ではありません。ですが結構単純。いつの間にか乗せられてしまって、世界選手権では東君と一緒に戦う仲間になっていたりします。
しかし、彼の目標は打倒、東君ですから。たまにでてきては、勝負を挑みます。最近は恋人もできて、キャラの中では一番幸せ者かもしれません・・・。
河内恭介（二巻の一番右）
かなりの苦労人。関西人で突っ込み担当。それなりにパンの腕はあるのだが、他のキャラがレベル高すぎて、いつも目立たない。彼が二流とすれば、他は超一流の才能を所持していますので・・・。
根っからの諦め根性で、直ぐに諦めてしまうのですが、それだけでは終わりません。たまに男気を見せ、頑張ったりもします。ようするに、たまに役に立つ存在です。
でも、実はとてもいいやつで、幼い弟妹を養っているんですね。父親は才能のないパン職人だったそうで、いつも苦労ばかりして、ここまできました。最近はさらに目立ちませんが、こういうキャラがいてこそ、他が際立つので、やはりなくてはならない存在なのでしょう。
？？？（二巻の東の右）
彼は目立ちません。基本的にお話にもほとんど関わりません。しかし、ジャぱんを読んだ方なら、誰でも名前を覚え、好印象をもちます。東君や河内君は、試験や世界選手権に忙しく、ほとんど店番しませんので、彼はいつも店番です。たまに、不平を言うのですが、いつのまにか言いくるめられております。しかし、彼は驚くべき才能の持ち主でした・・・。知りたければ読んで下さいね。
このキャラクターの使い方も見事です。作者はもともとギャグ漫画を書いていたそうですが、この辺りのやり方は、誉めるしかありません。全然目立たないキャラが実は伏線だったなんて誰も思いもしなかったでしょう。
小学館漫画大賞にも輝いております
焼きたてジャぱんも気がつくと、あの栄えある小学館漫画大賞を受賞しております。凄いですよね～。これを頂くというのは、一流だと認めてもらえた証拠です。この先、料理漫画なので何巻続くかはわかりませんが、今の勢いと雰囲気を保ち続け、良質の作品として生き続けて欲しいと願います。
まあ、私は大丈夫だと思うので、この先も楽しみにしています。全三回に亘る漫画アニメ批評になりましたが、面白い作品を紹介するのはとても楽しいですね。まだまだ面白い作品はたくさんあるので、機会があればお付き合いくださいませ。また、私の紹介を読んで、漫画を手に取った方は、是非とも、感想を聞かせてくださいね。
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