宝石に関係する様々な逸話やストーンパワー、装飾品などを紹介していくという。今月は八月の誕生石『ベリドット』を説明しました。今回は『サードニクス』について書いていきます。
八月の誕生石『サードニクス』(Sardnyx)の基礎知識
和名:赤瑪瑙
モース硬度:7
科学組成:二酸化炭素
光状:ガラス状
別名:サードオニキス
サードニクス(誕生石からの引用)
サードニクスは、赤と白の縞模様を持つメノウの事。白い部分はオパールと同じ蛋白質です。オニキス(onyx)とは、ギリシャ語で「指のつめ」を意味しそれに由来して直線的な縞目のものに付けられています。
古代ローマ時代には、サードニクスの縞模様を利用してカメオに細工し愛用されてきました。この時代では、黒、白、赤の3つの層があるものが良い石とされていました。
黒は「謙虚さ」、白は「美徳」、赤は「勇気の象徴」とされていました。「新約聖書の中にも「ヨハネの黙示禄」で神の国の城壁を飾る12の宝石の中の5番目にサードニクスが登場します。
サードニクスは「夫婦の幸福」を招く石としても古くから親しまれています。産出したばかりのサードニクスは、赤い層の部分が殆ど褐色に近い色をしています。これを加熱すると、酸化鉄の赤みが濃くなり縞目模様の美しさが鮮明になるそうです。
とありますが、今では縞模様がなくてもサード二クスと呼ぶそうです。
また乙女座(8月23日~9月22日)の守護石として、カーネリアンを始めサードニクスが用いられております。
産出国:インド・ブラジル・ドイツなど
さて、調べていくうちにどうやらサードとは『赤い瑪瑙』のことを意味するようです。オニキスは色が異なった瑪瑙が交互に縞模様になる『バンデッドアゲート』などを総称して言うそうです。アゲートとは『瑪瑙』のことを意味します。バンデッドとは『縞や帯』のこと。
長くなったので続きはまた今度。
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