先週Mixiに書いた日記をアップしてみる | 蒼龍の棲む洞穴

先週Mixiに書いた日記をアップしてみる

ニューズウィークの記事は秀逸ですねぇ。
日本メディアに爪の垢でも煎じて飲ませたい。

Newsweek ( ニューズウィーク日本版 ) 2010年 2/3号 [雑誌]/著者不明

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「オバマよ、大統領らしくあれ」
超党派を掲げていたオバマが、民主党の意見をまとめることで精一杯になっている。
もう一度選挙の時のひたむきさを思い出せ。
超党派政治の約束に米国民はまだ期待している。
法案可決を巡る駆け引きから身を引いて、もう一度大統領らしく。

「大統領、私たちにもできます!」
本物の改革には本物の犠牲が伴なう。
草の根の政治意欲に火を点けたオバマは、わたしたちに多くを期待して欲しい。
地域の防災計画に貢献する市民部隊、救援部隊の拡充を求める。
譲歩とは対立する両者の顔を立てることではない。
より良い未来のために何かを断念することだ。

「オバマうぬぼれ政治のツケ」
支持率の低迷は、経済政策より医療保険制度を優先したオバマの自業自得だ。
オバマは自信過剰になっていたのではないか。
共和党の失策を待ちながらもう一度金融制度を見直すべきだ。

「日米関係の危機、という幻想」
普天間問題では日米の意見が一致していない。
だがこの小さな基地が日米関係の全てではない。
北朝鮮問題では両者の協調は強まっている。
自衛隊のインド洋給油活動も中止されたが、
代わりのアフガン民生支援5億ドルは米政府から歓迎されている。
これは意見の対立というよりは経験の乏しい両政府の一時的な不合理な態度だ。
日本メディアのセンセーショナルな報道は続くだろう。
だがこれを日米関係の危機というのは大げさ過ぎる。


データを裸のままで提供する日本の新聞。
表層だけを批判する薄い意見。
雑誌はゴシップで埋まっている。
もちろんメディアと批判は切っても切れない関係にある。
その批判も多くのデータに基づいた独自のものであるべきだ。
日本メディアの批判記事はその辺の親爺にでも書ける。
実に陳腐なもんだ。
そして日本の将来を憂慮し、政府への提言をはっきりすべきだ。
それがジャーナリズムってものだろう?
確かなデータに基づいた独自の意見を展開するメディアは日本にないのか?

あの滑稽な国会にしても、薄っぺらなメディアにしても、
システムとして根付いた民主主義は、まだその本質を発揮できていない。
日本と言う国はまだまだ発展途上です。