人には、悩みってものがありますよね。
悩みの種。人、それぞれですが。
それが解消してくれればいいな~と思っていても、
どこから手をつければいいのかがわからない。
だから何年も慢性的に悩んでいる、
時には、苦しんでいる。
手を打ったことがあるけれど効果が出ない。
                       
ビジネス社会で、問題解決屋さんの仕事で、
コンサルタント業ってのがあります。
その会社の
「問題を解決して生産性を上げて利益を出す仕組み」
を教えてあげる会社のことです。
その解決手法を個人に置き換えてみても、
通用する部分も大きいと思います。
           
会社は、自分達の会社なのに、
自分達の現場環境を熟知しているはずなのに、
解決策が見いだせずに途方にくれている。
「その会社の人達は馬鹿なのか」
「誰か賢い人はいないのか」 
 
いえいえ、
一部上場の一流優良企業の皆さんも
コンサルタント会社に頼っていたりします。
なぜか?自分達を外からみることができないからです。
欠点が見えないのです。 
 
自分達目線では見えないのです。
「見えない」とは、つまり自分達では、
「見ることができない」のです。欠点が、弱みが。
だからコンサルタント会社が成り立つのです。 
             
すご腕コンサルタントの人が入ると、
売上げが5倍10倍、当たり前。
そんな人も知っています(笑)
うちはお世話になっていませんが、まだ(笑)
              
また余談ですが、面白いことに、
コンサルタントやっている人は
自分自身のコンサルはできません。
自分で外から自分はみれませんから(笑)
              
そしてそれは、個人でもそうです。
「自分のことは、自分ではよくわからないのです」
誰でも自分目線でしか物事を理解できないからです。
また周りの同じくらいの実力を
持つ友人達に聞いてもわからないことが多いのです。
類友で、同じ考え方の人にはみえないのです。
それは、上記した会社の理屈と一緒です。    
            
つまり、そもそもの悩み種やそもそもの問題の原因は、
本人には見えないし、わからないのです。 
           
どんなに優秀でも、
どんなに賢くても、死角となり、
みえないのですから所詮無理なのです。
                    
では、どうするか?             
個人という「自分の人生経営」を
飛躍させるにはどうすればいいのか。 
 
                     
会社でいうコンサルタントは、
個人でいうとメンターが一番近く、
しっくりすると思います。
自分が師として仰ぐ人のことです。 
 
そして、個人の場合には、
身近にいる方がより効果的です。
すぐに教えてもらえますから。
           
そしてまた、メンターは何人もいていいのです。
僕にもたくさんの尊敬するメンターがいますから。
人生を変えてくれるメンターが。    
 
         
話は少し戻りますが、
いま流行りのゼロベース思考、俯瞰思考、
抽象度を上げていく思考方などなど。 
 
頭で考えて、
自分でいくら駆使して使っても無理というか無駄です。 
 
真面目で賢い人ほど、堂々巡りで思考停止です。 
          
そこを理解し、
自分より上の人の思考を教えてもらうのです。
その思考を受け入れて実践するのです。
あとは行動、それだけです。
実は簡単、真似するだけ(笑)  
 
そして、どんな人をメンターとし
自分の飛躍につなげるかが重要です。 
 
自己啓発や能力開発の世界的権威である
ルー・タイス氏ですら、
自分にはみえない死角
(スコトーマ心理的盲点)があるから
指摘してくれと常々言っていたそうです。  
  
どんな分野であれ、世界最高峰、世界でトップ、
一番と言われている人達は、
皆、同じようなエピソードを持ち
枚挙にいとまはありません。  
  
どんだけ天才なのっていう人達は、
「自分で自分をよくわからない」
自分自身のスコトーマの在り方を知っているのです。 
 
だから、世界で一番のトップになれるのです。  
  
最後に理想のメンター像を記します。
ここからは、マッキンゼー出身の方が
書いた本よりのそのまま書きますね。 
 
こんな良きメンターを探しましょう。 
 
自分の話を聴いてくれる人。
自分の思い込み、とらわれを気づかせてくれる人。
自分を俯瞰してくれる人。
自分に気づきを与えてくれる人。
自分にポジティブに関わってくれる人。
自分をインスパイア(刺激)してくれる人。
自分とともに仮説や解決策を真摯に考えさせてくれる人。  
 
自問自答する力、自分で知識や情報を集め、
統合する力も必要です。その上で、
より大切な事は、メンター目線です。
他者(メンター)の目線で問題を発見し、
解決策を考えてもらう事ができれば、
問題解決の核心(本質)に近づける
可能性は格段に上がるのです。