COLORは1985年に関西で結成され、赤や緑、ピンクの髪を逆立てた派手なルックスで注目を集めた。「世の中への反逆」をモットーとし、パンクロックを基調とする高速なサウンドと反社会的な歌詞が特徴。インディーズ時代の1988年に発売された1stアルバム『激突!!』は、V系黎明期の名盤としても名高い。1989年に一度メジャーデビューを果たしたが、1990年1月、ライブ中に不慮の事故が発生したことにより、再びインディーズに戻ってしまった。メンバーはDYNAMITE TOMMY(Vo)、TATSUYA(G)、CINDY(G)、MARRY(Ba)、TOSHI(Dr)。
※フリーウィルレコードとは
1986年、COLORのボーカリスト、ダイナマイト・トミー(冨岡 裕)が大阪に設立。(当時、大阪のどこら辺にあったんやろな?)
かまいたち、BY-SEXUALなど、1980年代後半から1990年代にかけて多くの人気を博したV系初期のバンドが所属しており、当時はYOSHIKI率いるエクスタシーレコードと並び、「東のエクスタシー、西のフリーウィル」と呼ばれた。現在所属するバンドの中では、DIR EN GREYが最も有名であろう。
◆『ASK THE ANGEL』
1.BACK TONIGHT 5TH MOON
2.SOLDIER SINGS
3.シャミーズ キャット
4.1/2 NO エピソード
5.BIG WAVE
6.悲しきVIRGIN HEART
7.B-Company
8.URBAN SCANDAL
9.霞むLIGHTに照らされて
10.CLENCH ONE'S FIST (Trendy Version)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160712/06/soune-jinseino-homepage/82/ef/j/t02200191_0241020913695315807.jpg?caw=800)
1989年にリリースされたメジャーデビューアルバム。インディーズ期のパンク路線とは打って変わって、やたらポップな作品に仕上がっている。メジャーレーベルの意向により、過激な英語の歌詞も改められたという。『激突!!』から入った人がこれを聴いたら、「これ同じバンドなん?」と驚愕するに違いない。
特に、ブログタイトルにある『シャミーズ キャット』はポップを極めており、バブル時代らしくキラキラしたかわいらしい曲になっている。「なんやったら、CoCoかribbonかWinkが歌ったら売れたんとちゃうか?」と思うぐらいだ。『BIG WAVE』はサビでメンバーがボーカルの掛け合いをしているが、これまたダサい。『悲しきVIRGIN HEART』は、「もう少し 目が中に 付いてたら 良かったな♪」と、出だしから笑えるコミックソング。開き直って聴けば、なかなか癖になるアルバムだ。
しかし、ダイナマイト・トミーさんの歌唱力は酷いですね(^^;ここまで来ると、むしろすがすがしいです。ギターのTATSUYAさんは、技巧派で腕はかなりのものだと思います。