距離(時間)を揃えれば
位相も揃うと思い込まれ
がちですが、実際には
フィルター(スロープ特
性)を通した時点で位相は
大きく回転します。特にサ
ブウーファー帯域は箱の形
式や車両特有の空間モード
によって位相が大きくズレ
るため、物理距離=音響的
位相一致には絶対になりま
せん。
※周波数軸(位相カーブ)を
見るハードル
REWなどの測定ソフトで
位相カーブ(Phase)やFDW
を適切に扱い、クロスオー
バー付近でL/Rやミッドバス
とサブが「加算されている
か」まで追うには、かなり
の知見と気合いが必要です
本質的な調整のアプローチ
車内という極小かつ定在波の強い空間において、サブウーファーの目的は「タイムアライメントの数値を実測距離と一致させること」ではなく、「ミッドバスとの繋がり(クロスオーバー帯域)で最もエネルギーを相殺させず、綺麗な加算を生み出すこと」にありす。
あえてTAの数値を数msずらしてでも、フィルターと空間補正で回転した位相をピッタリ合致させたら綺麗なSPLの加算とディップのないレスポンスが実現でます。まさに「物理的な距離」ではなく「音響的な位相調
合」を一番に優先した、極めて本質的で高度なアプローチが大切かなと思う今日この頃。

