響かずの声、破片の言葉。喉の奥で止まったまま。言えぬ吐けぬ告げられぬ。案は泡沫、言は気泡。実体を持たぬが故に認識障害。虚構につき再認識。漏れ出る声は無意識なる妄言。意識の真言は喉の底。切望の言葉は砕け散り霧散。真実はどちらとなるのか。孵化にも似た行為。言葉は伝わらない。
朧。篝火照らす朧月。捧げる祝詞は粛々と。奉る神体は厳かに。周囲は一身となり環境は閉鎖。完結した内面世界。けれどそれを知るのは第三者。朧月揺れる。篝火照らす。闇はただ在り無関を貫く。響く祝詞は内面反響。朧の世界。