50年に渡って逃亡・潜伏し続けた指名手配犯、桐島聡容疑者が2024年1月身柄確保され、ステージ4のガン患者であったため入院先で死亡しました。誰もがあちらこちらの施設で顔写真を何度も見たことがある人物です。

 

桐島 聡(きりしま さとし、1954/1/9生)

 

1974年4月18日、桐島容疑者は東アジア反日武装戦線のメンバーとして銀座の韓国産業経済研究所の入口に手製の時限信管付爆弾を仕掛け翌日に爆発させ指名手配犯となりました。それ以外の多くの爆破事件にも関わっています。

 

そもそも上京したての若者がなぜこうなったのか?気になったので奇門遁甲で上京年月の盤を立ててみました。

 

桐島容疑者は1972年4月に地元広島から東京の明治学院大学法学部へ進学とあります。月の節の切り替わりが4月5日なので、それ以前に引越を完了していれば3月盤で見ることになります。使うのは奇門アプリ。流派はいろいろありますが私の場合アプリのデフォルト設定で見ます。

 

それでは東京に引っ越したのが壬子年癸卯月として見てみましょう。

 

奇門アプリ

 

(月盤 3月 東)

庚壬 凶

中門-天冲 凶

九天-五黄 凶

奇門遁甲の要素は天地の組み合わせ、九星八門の組み合わせ、九宮八神の組み合わせ全て凶(気学では東が五黄になります)。

天地の組み合わせ「庚壬」は、小格という名の凶格。天干の庚金は危険性のある金属で、五黄は爆弾です。しっかり象意が出ているように思いました。

 

あちこち方位

 

年盤も見てみましょう。

(年盤 1972年 東)

己己 凶

驚門-天心 凶

玄武-八白 凶

 

同じく全て凶。驚門なので世間を凶事で驚かすのに使えます。ただ引越後2年くらいで事件が起きており年盤が出るには早いため、月盤だけを見て良いと思います。とはいえ、年月ともすべてが凶と判断ができるものです。

 

ところで同年同月に同じ方位に動いた人は万人単位でいるはずです。なぜ桐島容疑者だけがこんな破壊的な行動に行き着いたのでしょうか?

 

それぞれ持っているが異なるため全員が爆破犯になるわけではなく象意は似通っていても現れ方は千差万別となると考えられます。桐島容疑者はその象意が先鋭的に出る種子を持つ人物であったのかもしれません。西洋占星術のホロスコープだとめちゃめちゃ極端な衝動性を持っていることが出ています。普通の人は爆弾なんて作ったりしない・・・

 

阿頼耶識

 

前世~今世 種子を蒔く → 現世 発芽する

一応仏教的にはそうなっています

 

阿頼耶識は種子の田畑。因なきところに果なしです。そのトリガーが凶方位への引越であったとは言えそうです。そもそもその凶方位も取るべくして(縁)取っている(起)ことになりそうですが。

 

上京や入社などのタイミングもあり凶方位は完全に避けられるものではありません。識界を制御し暴走しないことです。そのための方法は・・・心の構造を知り縁起に目覚めることでしょうか。

 

教材:神の構造 死からの実践 (現代仏教縁起経典 1) 法元湧 (著) みらいま