天元烏兎擇日法(てんげんうとたくじつほう)というのをご存じだろうか。根拠となる古典は蒋大鴻(明~清代)の所伝とされる天元烏兎経。蒋大鴻は師の無極真人から授かったがこの術の始祖として楊救貧(唐代)を挙げています。太陽、太陰、金星、木星、水星、羅喉、計都、土星、火星を擇日(日選び)に用い、用途に応じた吉日時を求めるという技法です。特に太陽値日値時は大吉大利とされます。

 

太陽 諸々の凶神の作用を解く。官符を化す。修方(方位取り)、入宅、豎造(建造陽宅の関係)、安葬に宜しく、万事に大吉

 

 

太陽に日時を合わせて開運を図る

 

開運技法として、この時間帯に何かを行うと吉です。この時間に出発をする、この時間帯を使ってお気に入りの本や服、グッズなどを探す。そうすると思いがけず良い品に出会える可能性があります。私は時間ではなく日だけでしたが太陽日に書店に寄ったところ、非常に良い本をまとめて買うことがありました。時間まで合わせられないという場合、日だけでも多少の効果はあるのかもしれません。

 

何かのスタートや品物の使い始め(開封の儀)にも良さそうですし、営業や取引に使うと効果的なはずです。

 

専門の暦を毎日見ていない限り、気がついたら太陽日のタイミングが過ぎていた・・・ということがよくありますから、ここに2024年分の烏兎太陽日時を一気に羅列しておきたいと思います。ぜひご活用下さい。

 

2024年烏兎太陽開運日時

 

というわけで時間まで合わせると、どうやら太陽日時は朝方から日が沈むまでの時間帯にしか現れないようです(卯刻~申刻の間)。太陽が頂点に向かっていく巳刻(9-11時)と午刻(11-13時)にはなぜか出現していないのも特徴で、陰陽のバランスかと思われます。日食・月食後1週間は使えない(起こった場所)とされますが、なるほど太陽に関わるためでしょう。幸い2024年は日本では日食・月食は見られません。なお、節入り日は月の切り替え日で気が不安定なため使いずらく、また月破大耗が重なる日も控えた方が良いかと思います。

 

1月9日(火)申時

1月17日(水)申時

1月26日(金)未時

2月4日(日)卯時 節入り日

2月10日(土)未時

2月19日(月)卯時

2月28日(水)申時

3月8日(金)辰時

3月18日(月)辰時

3月27日(水)申時

4月5日(金)未時

4月16日(火)申時 月破大耗

4月25日(木)未時

5月4日(土祝)卯時

5月12日(日)辰時

5月21日(火)申時

5月30日(木)未時

6月6日(木)辰時

6月15日(土)申時

6月24日(月)未時

7月3日(水)卯時

7月11日(木)辰時

7月20日(土)申時

7月29日(月)未時

8月8日(木)未時

8月17日(土)卯時

8月26日(月)申時

9月7日(土)未時 節入り日

9月16日(月祝)卯時

9月25日(水)申時

10月7日(月)未時

10月16日(水)卯時

10月25日(金)申時

11月1日(金)未時

11月10日(日)卯時

11月19日(火)申時

11月28日(木)辰時

12月5日(木)卯時

12月14日(土)申時

12月23日(月)辰時

12月31日(月)未時

 

年間41の日時をピックアップできました。41/365日ですから、1年のうち11%ほどです。土日祝に限るとだいぶ少なくなるので、ぜひ貴重な開運タイミングとして活用してみましょう。良いことがあるかもしれません。

 

詳しく知りたい方は専門の暦を買われるとよいでしょう。これは実験です。日時を合わせたときにどんな力強い力が得られるのかを、ぜひお試しください。

 

教材:

鍾福堂通書2024年版 山道帰一 太玄社

玄空風水暦その使い方と開運法2024年版 玄空學風水研究所 太玄社