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カムリ 走行中のロードノイズとエンジン音が気になるということで入庫頂きました。
高速走行中のロードノイズ、加速中のエンジンが頑張っている音がとくに気になるとのこと。
実際に乗ってみて場所と原因を特定、対策します。
荒い路面を走った結果、リヤ周りからのノイズが多いと判明
多くの車がリヤからのノイズ侵入が多いです。
タイヤが路面を叩く音ではなく、ボディに伝わった振動が響いて不快な低音がきこえてきます。
対策は振動の制御とどうしても入ってきてしまう音を遮断するイメージ
トランク下部 スペアタイヤ周辺の振動制御
スペアタイヤはないけど置く用のスペースだけあります。
遮音材 オーディオテクニカ製
左リヤタイヤハウス周辺及びリヤフェンダーの裏側
防振と遮音材 見えないところに吸音材もあります。
右リヤタイヤハウス周辺
左右で形状が違うけど同様の結果になるように調整
リヤ座面下
画像で言うもっと右側（車の前方側）はハイブリッドのバッテリーを外さないと施工できないので
今回はここまで
画像の左下の部分がリヤタイヤハウスの前方側
ここも遮音材で対策
これであらかた遮音できたのですけどドアからも侵入する音がまあまあの音量でしたので
リヤドアも施工
フロントはリヤよりましなのと、カーオーディオ的にも重大な意味があるので一旦保留にしてます。
分解
室外側に防音と制振の目的で制振材を貼り付け
内側の鉄板も振動を制御
音質が変わってしまわないように注意しながら施工
ドアトリム裏側
ちょっと分かりにくいと思いますけど防音材を貼り付け
一定の周波数のみ強烈に減衰させる製品だとオーディオの音質に悪影響を与えるので
今回は吸音はそこまでしなくて音を遮断する方向性でやってます。
こんな感じでリヤ周りからのロードノイズはかなり減衰
つぎにエンジン音
HVで普段静かなだけに加速中はたしかにエンジン音気になる。
今回はボンネットとバルクヘッドを施工しました。
まずは制振材
レアルシルトとオーディオテクニカの制振材の組み合わせ
振動バランスを制御するので素材を使い分けます。
その上から耐熱の防音材
オーディオテクニカ製 これをするのとしないとでは相当結果に差が出る。
最後に純正の遮音材？ を戻してボンネットは完成
バルクヘッドの施工
分解した状態
レアルシルトという強力な制振材でバランスを整え
仕上げにドクターアルテックスの防音材で仕上げ
完成！！！！！
走行してみましたがかなりのノイズ低減でした。
測定器ではー６ｄｂほど 体感はもっと効果あったイメージです。
おそらく測定器には高めの音がピークとして拾われててその音ももちろん低減したんだけども
機械では反映されていない低音がかなり減衰している感じです。
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