東京都の人権問題について、国連からの是正勧告を受けていましたが、是正勧告の日本語訳が公表されておりません。本日の東京新聞の記事をご覧ください。

 

 

安倍政権以後、国連から人権問題で様々な是正勧告が出されてきました。政府は「法的拘束力はない」との立場で是正に取り組みません。専門家の藤田先生の解説をご紹介します。

 

 

話が変わりますが、ある国会議員が某カルト教団と政策協定を結びました。その主張の中には、国民を抑圧する傾向が見て取れます。教団の主張は与党の政策に反映されてきたようです。カルトは人権侵害を引き起こします。欧米ではカルトの活動は禁止されておりますが、日本ではどうでしょうか?

 
日本国は主権を喪失しております。アメリカに従っています。一方で国民に対して縦の関係を要求します。社会の中に支配構造を作るために一部の新興宗教やカルトが利用されることがあると思います。
 
今後、国民は経済的に厳しくなっていくことが予想されます。農業や輸出産業が衰退する一方ですが、最悪の財政赤字、少子化による人手不足の中で、巨大事業や軍備に税金と人手が投入されていきます。太平洋戦争では日本は財政難の中で戦時国債を発行しながら戦費を捻出しました。敗戦直後のハイパーインフレーションが国民の貯金と財政赤字を帳消しにしてしまったことなども、今に至る教訓だと思います。
 
日本国憲法の理念を取り戻さなければ、社会は崩れてしまうのではないでしょうか。第二次世界大戦は究極の人権侵害を引き起こしました。その反省からこの日本国憲法が発布されました。国連憲章と共通する精神があります。
 
安倍政権以降、人権問題によって国連から勧告を受けても無視するようになりました。宗主国の安全保障に関する意向が背景にあったと思います。
 
報道の自由が危うい中で、正しい情報が入らなくなって宣伝がふえてくると、この先どうなるのでしょうか? 日本の戦前の厳しい言論統制と当時の社会を思い浮かべます。

歴史は繰り返すと言います。現在のウクライナとパレスチナの紛争を第三次世界大戦の前触れとみる人がいます。ところで私は日本で戦争が起きて経済が破綻したことを述べました。戦争によって多くを失ったと思いますが、当時の国民にとっては戦争が終わり社会的圧力が無くなりました。GHQの占領下で様々な民主的な改革が実施されました。開放的な雰囲気に変わったのだと思います。空前のベビーブームが訪れたのもその頃でした。
 
歴史を振り返りましたが、今の社会が大惨事を起こすことなく正常に戻るよう願わずにおれません。