今日、共同通信で AIが世論操作に用いられているという記事を見つけました。

 

 

この記事では、AIを利用して世論操作を行っているものとして特定の国々が挙げられていますが、他の国々ではどうなのでしょうか? AIが世論操作を行っていないかどうかの判定に、米国企業が開発したオープンAIが使用されました。AIによる世論操作の正体をAIが暴いたということになります。今回世論操作を行っていたAIはオープンAIでした。判定を行ったオープンAIは、調査対象も同じ規格のAIを使っていたので、相手の手の内を読むことができたのでしょう。私は考えているうちに石田先生のメディアの話を思い出しました。

 

皆様に、その動画をご紹介します。

 

 

一般的に他人を操作する傾向は操作主義と呼ばれて、現代社会の特徴の一つになっています。

 

スマートフォンは人々にとって便利で欠かせない装置です。多くのコンテンツは無料で利用できますが、それを運営する企業は広告収入で利益を得ます。テレビCMと同じように、番組の内容も、広告主の意向があればそれに沿った情報が提供されていきます。

 

分野ごとに蓄積された経験がデータに置き換わると、AIプログラムはデータを元にコンピュータを使って処理を行います。これまで人が行ってきた経験と研究の蓄積を利用しながら、情報に接した人の意識の変化を予測して、パターン化された演出の中から最適なものを用いて、特長の異なる人々ごとに情報を提供しているでしょう。

 

すべての技術と同じようにAIは人間が作った道具です。私は最近の報道によってAIが人に対する操作をうまく行うことを知りました。先日ご紹介したように、戦場ではAIを用いた人権侵害が起きています。AIはもともと軍事技術として開発されてきた側面があります。今後も軍事的緊張に呼応して、軍事目的のAIの開発や利用が進められていくかもしれません。

 

私は、AIは社会的な問題を解決する道具として、すべての人の役に立ってほしいと思います。