病を知ったときの"負のこころ"
「何故…自分だけが…。」
「まさか…わたしが…。」
「乱れた生活もせずに過ごしているのに…。」
「たばこか、酒か、いやいや、それとも…。」
「…死ぬのかな…死ぬかもしれない。」
病が判明した際、
入院手術を通達された時、
入院中での眠れない夜の時。
検査前、検査中、検査後。
沸き起こるその”不安”と”葛藤”は、
至極自然なもの。
その”不安”は自問自答しながら”誇大化”していき、現実社会の中、不安を抱えた孤独感が、重たくのしかかってきます。
自分も同じでした。
そしてそれは下記の行動に移りました。
知りたいけど聞けない事はAIに何度も投げかけ、Google検索にて、安心な情報を闇雲に探す反面、最悪な想定も引き、また検索をして探す。
「安心」と「真実」を探し続けても、インターネットに絶対大丈夫という言葉は落ちていません。
探せば探すほど、最悪なケースというキーワードに徐々に接近していることに気付きました。
家族に話しても「分かっていない…」と苛立つ。
会社の同僚に話した所で気を遣わせ、答えはない。
医師は「検査してから決めましょう」と言われる。
そして誰にも話せなくなる。
不眠になり怒りやすくなる。
それはアッという間に、
【負の感情を育てる永久機関】となってしまい、”鬱という闇”に潜り込んでしまいます。
戦う前の準備
自身の経験から病と戦うことでの、
今思えば大切だったと思える【みっつのこと】を記載します。
ひとつめ
ひとつめは、病に係わる準備をしてくれる方々を
”自身のチームだと思えること”
戦う事や治療は“あなた+医療者”の共同作業であり、あなたはその中心にいる。
あなたは一人じゃない。
そしてさらにあなたの回復を願う”家族と友人”もチームです。
ネットの情報、自身だけの頭脳の中だけでは、
何も解決に至らないのです。
・主体性が生まれる
「治療される側」から「治療を進めるチームの中心」への意識。
質問や希望を伝えたり、納得して選択しやすくなります。
・孤独感が減る
「自分のチーム」と思えると、精神的な負担は軽くなります。
専門なことは専門の方に任せることです。
・治療への納得感・安心感が増す
自分のために動いてくれている人たちだと実感できると、
不安や疑問が減り、治療に前向きになれます。
・上記を総合して回復力が高まる(心理的効果)
あなたの前向きさや安心感が回復に影響します。
チーム意識はその土台となるのです。
ふたつめ
ふたつめに、あなたがやるべきこと。
”手術に耐えられる身体基軸をつくること”
手術の技術やケアは医療者が担いますが、
あなたの身体の状態そのものは、あなたにしか準備できない。
体力・呼吸機能・循環機能などの“基礎体力”が高いほど、手術中の負担が減り、合併症のリスクも下がると言われています。
自分は開腹手術でしたが、内臓脂肪を可能な限り減らす=体重を減らす
という部分が、主治医からの要望でした。
無理なダイエットを行ったわけではありません。
食事のカロリーを朝昼晩と決め、朝にランニングをし、夜のお風呂の前には、TANITAの体重計で計りました。3か月で➖5kgを達成しました。
食事も和食中心にし、キウイやブロッコリーやキノコ類も小鉢で摂取し、便通を良くするように心がけました。
みっつめ
みっつめに
"無理に不安を消さないこと"
不安も恐怖もあって当然です。「感じてはいけないもの」として押し込めないでください。
大切なのは『正しい向き合い方』なのです。
不安は悪者でもありません。
実は、治療に向き合う為の大切な情報源なのです。
その不安という情報源を持って向き合ことを教えてくれる、
"患者会"や"セミナー"に参加しましょう。
少し言葉が乱暴に聞こえたら申し訳ないのですが、
あなたの不安は同じ病気・同じ治療を経験した人の、言葉でしか解けない部分が沢山あるのです。
これは医療者でもAIでも埋められない領域なんです。
インターネットやAIは…
何かヒントはあるかもしれませんが、ほどほどにしましょう
まとめ
不安を消すのではなく、正しく扱うことが鍵だと思いました。
そのためには、同じ経験を持つ人たちとつながることが最も効果的だと思います。
ネットやAIだけに頼るのではなく、人の経験に触れることで、あなたの心が手術に向かう準備を整えていきます。
そして情報だけではなく、あなたがチームの中心として「未来は大丈夫だよ」というスローガンを掲げ、病や手術に立ち向かうための、こころと体を用意しましょう。
僕は、あなたの顔も知りません。
どんな声なのかも知らない。
それでも、病と向き合うあなたを、
遠くから本気で支えたいと思います。
僕も、戦うあなたのチームの一員になれれば…
そう思います。