来月で膵中央切除術式から一年経つことになる。
(耳の日👂・節句の日🎎が手術日でした💦).
膵臓手術後に処方されることが多い「リパクレオン(膵酵素補充薬)」。
色んな食べ物を食べながら処方してきたことで、こいつとも、だいぶ仲良くなってきた。
あくまでも自分の体験として記載してみるが、医療行為に関する個別の判断は医師・薬剤師が行うものなので、ここでは情報として記載を残しておきます。参考までに‼️
リパクレオンとは
リパクレオンは、膵臓の消化酵素(リパーゼ・アミラーゼ・プロテアーゼ)を補う薬。
膵臓手術後や慢性膵炎などで、膵臓から十分な酵素が出なくなった方が、食べ物をきちんと消化・吸収できるようにするために使われる。
リパクレオンは何から作られているのか
リパクレオンの主成分は 「パンクレリパーゼ(pancrelipase)」 と呼ばれる 膵酵素の混合物。
この酵素は ブタ(豚)の膵臓から抽出 されている。
■ なぜブタの膵臓なのか
🐷ブタの膵酵素は、人間の膵酵素と働きがとてもよく似ている
💊安定して大量に製造できる
🏥長年、医療用として安全性が確認されている
上記理由から、世界中で膵酵素補充薬の原料として利用されている。
含まれている主な酵素
リパクレオンには、食べ物を消化するための3つの酵素がバランスよく含まれてる。
⭐️酵素役割⭐️
①リパーゼ
⇨脂肪を分解する
②アミラーゼ
⇨炭水化物(でんぷん)を分解する
③プロテアーゼ
⇨タンパク質を分解する
上記の中でも特にリパーゼ(脂肪を分解する酵素) が重要。膵臓の機能が落ちると脂肪の消化が大きく低下するため、補充が必要となる。
安全性について
「豚由来」と聞くと心配になる方もいるとは思うが…
• 医療用に精製され、不純物は取り除かれている
• 世界中で長年使われている
• アレルギーなどの報告は非常に少ない
といった点から、一般的には安全性が高いとされている。
なぜ必要なのか
膵臓の酵素が不足すると、次のような症状が起こりやすくなる。
• 脂っこいものを食べると下痢しやすい
• 便がベタつく、油が浮く
• 体重が減りやすい
• 栄養が吸収されにくくなる
• 腸で食べ物が発酵しガスが溜まる
• 悪玉菌が増える
リパクレオンは、これらを改善し、食事からしっかり栄養を取れるようにすることが目的。
正しい飲み方
(一般的なポイント)
※個別の量やタイミングは医師の指示が最優先。
■ 食事の「最初〜途中」で飲む
リパクレオンは食べ物と混ざって働く薬なので、
• 食事の最初
• または食事中
に飲むのが一般的。食後に飲むと、食べ物と混ざりにくく、効果が弱くなることもある。
■ 食事の量に合わせて調整される
膵酵素は「食べた量」によって必要量が変わるため、
• 主食だけの軽い食事
• 肉や揚げ物など脂質の多い食事
では、必要な量が変わることもある。医師が処方量を調整するので、自己判断で増減しないことが大切。
■ カプセルはかまずに飲む
リパクレオンは腸で溶けるように作られたカプセル。かみ砕くと酵素が口の中で働いてしまい、
• 口内の刺激
• 効果の低下
につながるため、そのまま飲み込むことが前提。
効果が出ているかの目安
次のような変化があれば、薬がうまく働いているサイン。
• 便が形になりやすくなる
• 油っぽさが減る
• 食後の腹痛や下痢が減る
• 体重が安定してくる
逆に、症状が続く場合は、量の調整が必要なこともあるので、医師に相談することが大切。
副作用について
(一般的な情報)
比較的…副作用は少ない薬ですが、
• 便秘
• 腹部の張り
• 吐き気
などが出ることがあるそうで…。
強い腹痛や血便など、普段と違う症状があれば、すぐに医療機関へ相談してください。
食べ物で気をつけるもの
食物繊維が多い食べ物や、脂が多い食べ物は、リパクレオンを使う上でも知っておくと役立ちます。
(絶対食べてはいけないということではなく、頻度を気をつければ良いという内容です。).
食物繊維が多い食べ物
食物繊維は腸には良いのですが、膵酵素と混ざりにくく、消化を遅らせることがあるため、膵臓の機能が弱っている人は量に注意することがあります。
■ 野菜
• ごぼう
• たけのこ
• ほうれん草
• キャベツ
• ブロッコリー
• きのこ類(しいたけ、えのき、しめじ など)
■ 豆類
• 大豆
• ひよこ豆
• レンズ豆
• おから
■ 海藻類
• ひじき
• わかめ
• もずく
■ 穀物
• 玄米
• 雑穀米
• オートミール
• 全粒粉パン
■ 果物
• りんご(皮つき)
• バナナ
• キウイ
• ベリー類
脂が多い食べ物
脂質は消化に膵酵素(特にリパーゼ)が必要なので、脂が多い食事ではリパクレオンの必要量が増えることがあります。
■ 肉類・加工品
• 牛バラ肉
• 豚バラ肉
• ソーセージ
• ベーコン
• 唐揚げ、トンカツなどの揚げ物
•ホルモン系
■ 魚
• サーモン
• サバ
• ブリ
(脂が多い「青魚」や「トロ」など)
■ 乳製品
• バター
• 生クリーム
• チーズ
• アイスクリーム
■ 調理油・脂質の多い料理
• 揚げ物全般
• マヨネーズ
• ドレッシング(油が多いタイプ)
• カレー、シチュー(ルーに脂が多い)
■ お菓子
• ケーキ
• ドーナツ
• チョコレート
• クッキー
どう活かせばいいのか
• 脂が多い食事 → リパクレオンが特に必要になる
• 食物繊維が多い食事 → 消化がゆっくりになるため、便の状態を見ながら調整が必要なこともある
膵臓手術後は、
「何を食べたときにお腹が張るか、下痢しやすいか」を観察して、医師に伝えると薬の調整がしやすくなります。



