メンバーによる新曲解説! | SOUNDWITCH members BLOG
SoundWitch New Songs On SoundCloud!
http://www.soundcloud.com/413tracks


TOUR 2012 "GHOST OF GROTESCA SHOW"
So Sweet So Scratch Heroes
http://soundcloud.com/413tracks/soundwitch-so-sweet-so-scratch-heroes

【Twin】
この曲は「スタイルや固定概念に囚われて小さくまとまるな!」という想いを初めて外に向かって発信した曲です。音楽の前ではどこまでも自由で素直でありたいという、自分達に対しての決意表明でもありますけど。
外に向けて問題提起するために、制作時はこれでもかってくらい内に内に篭って「自由とは何ぞや?」という本質部分を引きずり出してきました(笑)
その結果ビートのモチーフに対して、各パートとても自分達らしいアプローチが出来たと思います。
メロディに関して言うと、このビートに敢えて大好きな軽めのポップメロディを乗せてみました!
その絶妙感を強調したくてイントネーションで遊んだり、今までにはない声色を使ってみたり、曲タイトルや歌詞にも自分なりの皮肉とユーモアと自由をたっぶり詰め込んでいます。展開も実にトリッキーに仕上がっていると思いますしね。
聴く時はもちろん貴方の「自由」な楽しみ方でご賞味ください♪

【Drug-on】
冒頭から畳み掛けるようなギターリフと早いビート、サビで踊って間奏でブレイクダウン、そしてギターソロがあったり...これでもか!ってくらいオラオラな仕上がりになりました(笑)けどいつもの事なんですが、僕等ってこれはダメだって制約は特に無くてカッコ良ければ何でもアリ的な要素が大きく占めてるので、結果この曲が出来たのは必然的だったんだなと思います。ライブで一緒に騒ぎましょう!

【Matsubai】
この曲を初めてライブでやって約一年になります。なのでここ一年以内にライブへお越しの方は聴いた覚えもあるかと思います。SoundWitchの本来の要素を最大限にアップテンポの2ビートへぶち込みました(笑)
展開の多い曲なので覚えるのに少し時間がかかるかもしれませんが、しっかり耳に馴染ませてライブで暴れきってほしい曲ですね。ライブでずっとやりながらも、もっとこんな風にしたらどうだろうか?と、フレーズやメロディも進化し、今の状態になりました。まずはこのイントロの第一音が鳴った瞬間にテンション上がるまでになってくれたら嬉しいです!
さあ、皆でMOSH TIME!

【Sack】
この曲は激しくヘビーにダンサブル!!みたいな感じで楽しんで下さい。

【Maiden】
今回SoundWitchに加入して初の音源制作と言う事でしたが、個人的には驚く程スムーズに作業が進んだな…と言う印象です。
どちらの2曲も凄くSoundWitchらしいと言う音に仕上がっていると思いますが、この曲は初見でもテンションの上がるアッパーなナンバーに仕上がっていると思います。
個人的にはシンセの音色等、数ある音の中から的確な1音を紡ぎだす事にかなり力を注いだ曲ですね。
全員の音が最高点で交差した力溢れる一曲に仕上げられたと思います。
SoundWitchのNewキラーチューン間違いなしです!


TOUR 2012 "GHOST OF GROTESCA SHOW"
Spider Spider
http://soundcloud.com/413tracks/soundwitch-spider-spider


【Twin】
この曲は実は初めてメロディ先行で制作した曲でございます。
まず「SoundWitchでダブステップやったらどんな風になるかな~」という軽い話が発端で制作を開始し、そしてすぐに煮詰まりました(笑)
所謂バンドサウンドにクラブミュージックが無意味に乗っかっただけの音楽には絶対にしたくなかったので、「やっぱり何事も必然性が無いとカッコ良くないよね」という結論に至った私達は、じゃあまずメロディが求めるダブステップを作ろう!という発想の転換でメロディ先行で制作を再開したという流れです。この発想に行き着くまで結構時間がかかっちゃって、構想期間約1年です(笑)
しかしメロディが出来てからは早かったですね~。それを元にスタジオで全員で音を出しながら構築していくという感じでした。
実はこの様な工程も初めての試みでとても新鮮だったんですよ♪
メンバーの持ってる色んな要素を絞り出す結果になり、とにかくとてもSoundWitchらしいアプローチが随所に溢れています。ですので機械音たっぶりですが、サウンドの質感も含めてとても生々しく仕上がってるんじゃないかな。
あと歌詞やコーラスワークにもめちゃめちゃこだわりました!
メディアが作り上げた偶像に疑いもなく踊らされ、ファッションやメイクや自分の欲望さえも借り物の小さな量産型ドレスにギュウギュウ押し込めてしまう女の子の開き直りと虚無感を、皮肉と悲哀を込めてモチーフにしています。人の真理はどこにあるのか?そんな事を空虚なパーティになぞらえて歌っているので、右往左往する様々な心の声をコーラスワークで表現してみました。その辺もお楽しみください♪

【Drug-on】
ダブステップの要素を取り入れた曲を作りたくてやってみたんですが、中々イメージどおりに出来なくて凄く苦労しました。いつもは演奏のデモをある程度完成させてから歌のメロディーを付ける事が多いのですが、この曲は一つのリフにメロディーを付けてもらって曲の発想を広げていって完成しました。当初は最近のダブステップによくあるアナログシンセを打ち込もうと思っていたんですが、そこをあえてギターで表現してみようとチャレンジしてみました。僕のギタースタイルって基本的にオールドスクールだと思うのですが、トム・モレロとかマシュー・ベラミーみたいなギタリストも好きだったりするので、あの音が作れた時は凄く刺激的でしたね。オススメです!(笑)これからもああいったギタースタイルに時折チャレンジしていきたいなと思います。

【Matsubai】
SoundWitchの今までの楽曲でもかなり異色な感じもしますが、一つこの曲が出来上がって残念な事に気付きました。それは…人間は耳が2つしかないという事です(笑)
それじゃあ足りない!っていくらいの「音」の粒と塊が飛び回ってます。もう穴という穴、皮膚や体全体で感じてほしいですね!前半はゆっくりと体を揺らし、サビでは軽やかなステップに乗って踊れます。プレイヤー目線からの話をさせてもらうと「抜く」カッコよさを表現してみました。わざとベースを弾かない所を何箇所か作りオンとオフを出してみたのでそこもチェックしてください

【Sack】
この曲はブレイクの「間」や「休符」を楽しんで演奏してます。
SoundWitchの楽曲の中でもデジタル色が随一といっても過言ではないこの曲でアナログ的な「間」や「休符」という部分を楽しめるのはおもしろいですね。

【Maiden】
この曲はダブステップパートもあり、そこまでアッパーとは分類されない曲なのですが、ライブで個人的にかなりテンションの上がる一曲です。
ミドルテンポの難しさをメンバーの音で上手くグルーヴへと昇華出来ているのではないでしょうか?
それだけメンバーの意思が統一されて来ていると言うか、アンダーグラウンドは各々違っても目指す音は同じと言うのをこの曲で上手く表現出来ていると思います。
また違った新生SoundWitchの新たな魅力を引き出す最高の曲に仕上がっているのは間違いないのでライブでもその辺りを体感して欲しい一曲でもあります。