新首相就任おめでとうございます。
国内は概ね歓迎ムードのようですね。
ちょっと前には
コロナで存在感を示せない安倍さんに
冷え込んでいた内閣支持率ですが、
安倍さんの退陣発表から
内閣支持率が60%越えをしていました。
この退任発表後の支持率の上昇は
持病を押していたことへの労いや
引き際のよさ、あとは新首相への
期待感なども含め、
ご祝儀のようなものでしょうか。
具体的に安倍さんの
どこがどう支持されたのかは
とてもわかり難いのです。
が、
アベノマスクと揶揄されながらも
使い続けたブレなさ加減とか、
そこから明確な理由を携えて
マスクをパッと大きなものに変えたこと
とかは、やはりさすがだと思いました。
政治家としての格好のつけ方は
抜きん出ていると思う。
マスク政策自体の良し悪しや
デザインその他もろもろは抜きにしてね。
そんな感じの安倍さんでしたが、
なんやかんやと
株価がコロナ禍の谷間から
持ち直していたことも
退陣発表後の支持率の上昇に
繋がったのかもしれない。
7年を越える在任、お疲れ様でした。
で、今週土曜の報道特集というtbs番組で
菅新総理を特集していたのを
視聴させて頂きましたです。
ざっと言うと
「実家がいちご農家だからだいじょうぶよ、国民のこと考えてくれる」というおばちゃんの声を紹介しつつ、
辺野古での、沖縄に対して予算削減をみせつつ、話し合いをおざなりにし、基地建設に向け粛々と進めた姿勢、
官庁に対しても、ふるさと納税では、懸念する官僚の声を無視して任免権を行使してでも断行する姿勢があったことを伝えていました。
で、「そういえば秀吉も農民出身だったっけな…」
と、いち視聴者である僕は思い至ったわけなんです。
ここは番組側にうまく印象操作されちゃったかな。
でも、報道っていうのは
本来そういうものなんです。
わかりやすくいうと、
時代の朗らかな空気の中でも、
「気をつけて。狼が来るかもしれない」
というメッセージを
添えておかなければならないのね。
「高名の木登り」というのもあって、
これも注意喚起のお話。
内閣支持率上昇のなか、総選挙とかもあり得るんだけど、いま自民党に投票することがどういう意味を持つのか、よくよく考えてみよう、ということ。
たとえば、
菅さんイチ推しのデジタル庁ですけれど、
ドコモ口座の件もそうだけど、
デジタル化情報時代には
便利さや効率の良さの裏で
ヤバいリスクが多々あるわけだから、
国民のみならず、慎重な官僚の意見にも
十分に耳を傾けてから決定して欲しい。
そういう意味では、イージス・アショアを断念した河野大臣の悔しさを滲ませた会見は見ていて心打たれた。
無理矢理押し通さんとする姿勢より、断然いい。
その河野さんですが、法務大臣時代には、法務省認可を謳う詐欺業者にアポなしで直に電話かけていたという話にも心惹かれました。
だってさ、桜を見る会のジャパンライフについても、それくらいの勢いで安倍さんには詐欺を糾弾してほしかったわけだし、なんで与野党であんな風に揉めてしまうのか、わけわからない。
もうさ、超党派で詐欺対策を議論しようよ?
安倍さんや関係省庁も
脇の甘さは認めてしまえば
もう少し論点も的を得れたんじゃないかな?
誰だってさ、
わるいやつの正体を見破れなかったり、
ざまされたりするかわからないってことだし。
だったら社会として、
どうやって詐欺に立ち向かっていくか。
吉本興業のときもそう思って。
なりすまし詐欺業者への闇営業、
なんでそこで揉めてんねん!て。
まあ、芸人さんの給料面とかを語る、
いい機会だったのかもわからないけれどもね。
それより、吉本あげて
詐欺撲滅キャンペーンとかね、
詐欺被害にあった方も
また心から笑えるような社会を
取り戻さなくちゃならないよね。
自民党支持者の方々も
そういう意識を前面に出して
候補者に伝えていってほしいし、
そうすることで未来を変えていける。
と信じています。
というわけで。
報道というのは
世の中の空気をまったく読めていない
ってわけでもないんだろうけど、
万人に向けて何かを伝える、というのが
とても難しい時代になりつつありますよね。
でも諦めずに
これからも
億人向けの番組づくりを
追求して欲しい
なんて思いました。