アザミは茨の道の上で
待っている
歴然と刺さったまま
遅く早く 遠く近く
いつか何かが訪れるのを

ここには全てがある
しかし
街は喪失感で溢れかえる
まるでサバイバルだ
命をかけて生きることが本来なら
私達が守るべき誓いは
何を以てしても証明せざるを得ない

少女が日傘をさして歩く
彼女は笑うことしか出来ないし
素顔も見えない
もはや救いとは何だろう
皆が匿名で乗り込めるバスなら
彼らは言いたい放題の輩に扮し
政治家はその脆弱性に付け入って
プロパガンダでどこへでも連れて行く

己れが闇を抱え込んで
私は消え入りたいと思っている
いつまで私達は第三者でいられるか?
偽善者の揺籠に子守唄
白頭鷲が耳元で囁く
「モミの梢のサファイアは
どうぞ思い通りに」

あなたがいない夜に
あなたの朝を希う
子ども達が目覚めれば
彼らは風に吹かれて答えを掴むだろう
もはや翻ることなく
かつしなやかに

Who ?
それは歌のように存在して
皆寄り添っている
私達は燃え上がる芝の上で
靴を脱ぎ踊る
さぁ 超えていこう
Mindから
よりInsideへ
黙ってそれを貫く人の初めの言葉は
金の棘を継ぐ